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“蓮舫ステッカー騒動”で議論再燃「ステッカーは誰が、何のために貼るのか?」アーティストを直撃

インバウンドブームによる影響

「R」マークのステッカー

自らもステッカーアートにされてしまった、バンクシー(が描いたと思われる)絵を眺めていたときの小池さん

 Aさんの言うとおり、今回の件でストリートアートそのものに対する厳しい意見も数多く見られた。今後、アーティストたちの活動に影響は出るのだろうか。 「正直、今回の事件はそれほど影響がないと思います。むしろ、近年はインバウンドが増えた影響で、海外のクリエイターたちによるステッカーボムが増えていて、そっちのほうが悪目立ちしそうで心配ですね……。まあ、とはいえ、都知事に再選した小池さんも、バンクシーが描いたと思われるネズミのアートを切り取って、都庁で展示してましたからね。規制を強めたところで誰も言うことなんて聞かないでしょう(笑)」  法的な観点から言えば完全にクロであるストリートアート。だが、首長がそのような“ネズミ色”の判断をしている以上、イタチごっこは続きそうだ。 <TEXT/ゼロ次郎>
2015年よりライターとして活動中。実話誌を主戦場に、国内外の裏社会事情や珍事件、B級ニュースなどを追い続けている。イベンターとしても活動しており、東京都・阿佐ヶ谷のライブハウス「南阿佐ヶ谷Talking Boxトーキングボックス」で月に1回、出版関係者を招いたトークイベントを開催中。Twitter:@zerojirou
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