仕事

「朝はジムへ行き、夜は飲み会へ」筋トレと仕事を両立する“マッチョな会社員”の逆算思考

仕事も筋トレも少ない時間で最大限の成果を上げる

筋トレしかし、日頃の仕事をこなしながらトレーニングの時間を確保するのは、なかなか難しい部分もあると言える。 遠藤さんは「仕事もトレーニングも、できるだけ質を上げて、短時間で終わらせることを意識している」と語る。 「仕事以外の時間は基本的に週5でジムへ通い、フィジークの大会に向けたトレーニングを行っています。仕事が広告代理店向けの営業なので、突発的な対応や連絡をする場面もあり、あまりトレーニングに時間をかけすぎても、仕事に支障が出てしまうんですよ。 そのため、少ない時間で最大限の成果を上げるために、トレーニングは1〜2時間で終わらせるようにしています」 トレーニング中に仕事の電話が来たら、緊急度に応じて一度中断し、対応を行ってから筋トレに戻るなど、臨機応変に動けるようなマインドを常に持つようにしているそうだ。 また、トレーニングする時間は、大会を控えた時期とそうでない時期で異なるという。 大会がないときは、始業前の朝にジムへ行き、夜は職場の同僚と飲み会へ行ったり友人と食事を楽しんだりして、プライベートを充実させている。 一方で、大会の4〜5ヶ月前からは減量期に入るので、仕事後の時間にジムへ通うようにしているとか。 「このようなルーティンにしているのは『暇な時間』を埋めるためです。お腹が空いていても勤務中は集中できるのですが、仕事の後に暇な時間ができてしまうと、どうしても空腹を感じてしまうんですよ。 減量期は食事や摂取カロリーのコントロールをしなければならないので、仕事が終わってからそのままジムへ行き、その後にご飯を食べて寝るだけの生活になるように、時期によってトレーニングの時間を使い分けています。飲み会に誘われてもウーロン茶を飲んだり、野菜中心のメニューを食べるようにしたりと、うまく工夫しながら体づくりを行なっていますね」

「営業予算の未達は一度もない」。逆算思考で行動する重要性

会社員二足の草鞋を履いて活動する遠藤さんの仕事ぶりとは……。 営業職に従事する遠藤さんは「会社の方針でもある受注単価の高い案件を狙いにいく営業手法で月次目標を達成できるように努めてきた」と、仕事を前倒しで進めるための考え方を次のように説明する。 「広告代理店向けに営業を行うなかで、バジェット(予算)を多く持つクライアントを見極め、なるべく上流の方へアプローチできるように意識しています。例えば、営業局とクリエイティブ局に分かれている広告代理店の場合、後者に商談を持ちかけても、細かなやりとりが発生してしまい、案件化するまでのリードタイムが結構長くなってしまうんですよ。 なので、あらかじめ営業局の予算を抑えにいって、クリエイティブ局にビジュアル制作を依頼する前に、弊社が請け負うことによる課題解決やメリットを訴求していいくようにしています」 こうした営業手法に取り組んだ遠藤さんは、新規開拓よりも紹介で発注をもらえる仕組みの構築に成功し、実績を重ねていく。 2020年に新卒で入社後は2022年にチーフ(主任)へ昇進。さらには2023年にリーダー、2024年にマネージャーへ就任するなど、着実にステップアップしてきた。 遠藤さん曰く、「これまで予算の未達は一度もない」そうで、必達させるための努力を怠らない姿勢があったからこそ、短期間で出世を果たせたわけだ。 これはフィジークにも通じることで、「こんな体になっていたい」という目標から逆算して行動に移すことが肝になっているという。
フィジーク

(提供写真)

「仕事でもフィジークでも“情熱”を持ち、“努力”を欠かさないことが前提になっていますが、毎年テーマと目標をしっかり定めるのが自分流です。 仕事の面では、『この予算を達成するために何をやるべきか』を考えることが大事になります。それはフィジークの面でも同じで、『次の大会に臨むまでに足りない筋肉を補うためのトレーニングを重点的に行う』など、常に逆算思考を持ちながら動くのを大切にしています」
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同僚にも好影響
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1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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