「働かずにお金を稼ぐ」ことに心血を注ぐ30代男性の“原体験”「1枚8円の紙やすりを1日に何十回も買った」まさかの理由
物価高などシビアな景気の話題が目立つ昨今、ポイ活をはじめとする節約術に世間のニーズは高まるばかりだ。しかし、巷には“ウサン臭い儲け話”も転がっており、安易に手を出せばプチ詐欺のカモになるのがオチ。下手をすれば犯罪に加担してしまう危険すらある。
現在発売中の『怪しい金儲けに手を出し本当に儲かった話』(鉄人社)では、そんな怪しい金儲けの中から、本当に儲かる手法やスグ得する裏技のタネが明かされている(もちろんすべて合法)。
著者は、月刊誌『裏モノJAPAN』で企業キャンペーンなどの儲けのみで1週間の食事を賄う「1週間食費0円生活」を3年にわたり連載し、現在は「山野祐介のそこまでやるか!」を連載中の経済ライター・山野祐介氏。
世の中に溢れる商品サービスの各種施策に乗っかり、ときにはその裏をかくような儲けの手口を実践してきた同氏。“働かずに食う”ために大切な考え方を聞いた。
――山野さんはいつから働かずにお金を稼ぐ方法を考えるように?
山野祐介(以下、山野):高校生のころ、ヤマダ電機のポイントキャンペーンでボロ儲けしたのが最初でした。金額に関係なく、商品を買うと100ポイントが付くというもの。ヤマダ電機の店舗に併設されたホームセンターで、一枚8円の紙やすりを一日に何十回も買って、そのポイントで入手したPSPを換金したんです。
――迷惑な話ですね(笑)。
山野:よく出禁にならなかったなと思います。キャンペーン後半は店頭から紙やすりが消えて、12円の結束バンドを買っていました。
――当時、高校生ですよね? バイトは?
山野:ケーキ屋で、ケーキの周りにフィルムを貼り続ける時給700円のバイトをしたんですが、それが超しんどくて。時給700円くらいなら絶対ほかの方法で稼げるだろうと。
――その結果が紙やすりですか。
山野:紙やすりを7回買うほうがラクだし、時給2500円ぐらい紙やすりで儲けられましたからね。『裏モノJAPAN』の連載はエンタメとして「一日かけずり回って2000円にしかならなかった」的なオチで笑ってほしいという気持ちも個人的にはありますが。
――本書は「山野祐介のそこまでやるか!」の書籍化とのことですが、ギャンブルネタも多く扱われていましたね。
山野:昔からパチプロに憧れていて、実際にフリーの編集・ライターになって2年ぐらいはパチプロをやっていました。何なら今もパチプロになりたいですね。ギャンブルが好きというよりは、ゲームとして攻略法を考えるのが好きなんです。
原点は時給700円バイトへの疑問
パチプロに憧れており、今でもなりたい
1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii
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