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「働かずにお金を稼ぐ」ことに心血を注ぐ30代男性の“原体験”「1枚8円の紙やすりを1日に何十回も買った」まさかの理由

自分一人でこっそり得するコツは…

『怪しい金儲けに手を出し本当に儲かった話』(鉄人社)

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――今はお得なキャンペーン情報がネットですぐ拡散される時代ですよね。 山野:なので “焼き畑”的なところはあります。また引き合いに出して申し訳ないんですが、ヤマダ電機の「ヤマダ積立預金 満期特典」が、中止になったじゃないですか? ――積立預金サービスのリリース記念で、積立満期時に積立金総額に対して10%のポイントを還元するという内容でした。 山野: 最終的に3000ポイント/1口座が付与されることになりましたが、あれは多額の金を引っ張れば勝つだけの話で工夫の余地もないし、そういう意味では想定外の事態ではないと思うんです。ヤマダ側の見積もりが甘かったというのはあるかもですが。 ――結局、企業が撒いてもいい以上の金額はしゃぶれないという。 山野:パチンコ雑誌に攻略法が載ったら、対策されてその攻略法が使えなくなるのと同じで、お得情報もインフルエンサーが張ったらそこで終了なんです。まあ、今回のヤマダの「満期特典」はSNSで拡散されなくても、おそらく中止になっていたと思いますが。 ――山野さんは誰にもバラしていないネタも多いんでしょうね。 山野:最後まで一人でしゃぶり続けられたやつもけっこうあります。本当はみんなで儲けられるなら一番いいですけど。この本のいろんなノウハウの組み合わせの事例を参考にしてもらえたら嬉しいです。 <取材・文/伊藤綾>
1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii
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