恋愛・結婚

「20代女性と付き合える」とカン違いする40代男性の特徴3つ。「年上が好き」と言う女性のホンネ

②「年上好きの女性は多い」のは本当だが、その内情を正確に理解していない

「年上が好き」の真意 筆者は20代女性をメインターゲットにする40代男性に、たびたび「あなた自身は20歳年上の女性と付き合えますか?」「60代女性は恋愛対象になりますか?」といった質問をしてきましたが、彼らの答えはだいたい同じ。 「20歳年上(60代女性)は無理です。でも男女で恋愛対象に違いがあって、男性は年下を好み、女性は年上を好むものですよね」  そう、40代男性が自身の年齢による市場価値の下落幅の大きさを理解できていないのは、「年上好きの女性は多い」という通説の存在もかなり関係しています。  たしかに「年上好きの女性は多い」のは事実で、筆者の知見で言うと「年下好き女性」よりも「年上好き女性」の割合のほうがかなり多いです。  けれど、ここでも40代男性の勘違いが発生するポイントがあります。  それは「年上好き」という女性が恋愛対象となる“レンジ”の問題。「年上好き」と公言する20代女性の恋愛対象となる年上のレンジは、3~5歳上ぐらいがもっとも多く、次いで5~10歳上ぐらいでしょう。  そこから10歳以上、15歳以上、20歳以上と年齢差が開けば開くほど、どんどん割合は減っていきます。  要するに「年上好き」は多くても、20歳ぐらい年上となる40代男性まで恋愛対象にできる20代女性は、ごくごくわずかしか存在しない希少種ということなのです。

③たしかに40代にもガチ恋できる20代女性も、ごくわずかながら実在する

 40代男性も恋愛対象にできる20代女性は希少種です。が、実在するのも事実であり、その事実が20代女性と付き合いたいと思っている40代男性にとって、悪い意味での希望になってしまっているのです。  筆者の知見で言うと、20代女性のうち40代男性も恋愛対象とできる女性は10%もいません。数%程度でしょう。  しかも、仮にその数%の子と出会えても、当たり前ですが相思相愛になれる保証なんてなく、そこから通常の恋愛のプロセスをスタートさせることになります。当然ながら相性や価値観が合わなければ恋は成就しないのです。  要するに、40代を恋愛対象とする20代女性は実在しますが、実際に付き合える確率はかなり低く、“奇跡”を狙っていくようなもの。奇跡を狙うような超・低確率のチャレンジが無謀なのは言わずもがな。  ただ、世の中にはその奇跡のような超・低確率のチャレンジを成功させた40代男性がいて、そういう人がメディアなどに登場すると、夢を見てしまう40代男性が増えてしまうとうわけです。  また、実刑判決が確定した「頂き女子りりちゃん」のように、金銭目当てで40代男性を騙そうとする20代女性もいます。「頂き女子」ほどタチは悪くなくても、パパ活で“お小遣い”をより多く引っ張るために、40代男性を勘違いさせるような振る舞いをする20代女性も多いもの。  そのため、本当は「20代女性と付き合う」なんて超・低確率の無謀な夢でしかないのに、意外と手が届くのではないかと希望を抱いてしまう40代男性が後を絶たないのです。

“40代男性の自分に都合のいい過信”、“20代女性の振る舞いから生まれる妄信”

 “40代男性が「20代女性と付き合える」と勘違いし続ける理由”を3つ紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?  40代男性の自分に都合のいい過信や、お金目当ての20代女性の振る舞いから生まれる妄信が、勘違いする中年男性を生み出してしまっているのです。 <文/堺屋大地>
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は@SakaiyaDaichi
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