恋愛・結婚

スーパーで「うぐいすパン」を買ってくる夫に対して、真剣に悩む妻。結婚後の「こんなはずでは…」を避けるために必要な行動とは

多少値段は張るけど「非日常のデート」ならば…

 スーパーのパンコーナーや街のパン屋さんに比べると、ブーランジェリーはお値段が張るものです。とはいえ、イートインスペースで2人がそれぞれパンとドリンクをひとつずつ頼んでも、2000円ほどあれば、都心であっても楽しめます。    つまり、ブーランジェリーは日常使いをするには気負うお値段ですが、非日常たるデートだと考えれば、そうお高いものではないでしょう。  彼女はこの「非日常のデート」を基準に、結婚後の生活もそうあるものと思い込んでしまい、結婚後に幻滅してしまったのです。  せっかくブーランジェリーデートをしたのであれば、「いつもはどこでパンを買っているの?」といった話題などを振って、相手の普段の暮らし向きと価値観を探るべきでした。  こうした会話をきっかけにして、リアルなお互いの本音やその食い違いが炙り出されます。すると「楽しいだけのデート」から一皮むけ、一歩二歩踏み込んだ「大人のデート」になるのです。

抜き打ちで「冷蔵庫チェック」をすべき理由

 ただし、デートでは「見栄っ張り」になりがちなのも事実であり、彼女ばかりが悪いとも言えません。そうしたタイプほど、「完璧な恋人」のように映りますから、うつつも抜かしてしまうのでしょう。口も達者で、前述した会話をしても、上手にかわされてしまう可能性も高そうです。  これを見抜くには、「冷蔵庫チェック」が一番です。できれば、事前の約束などもせず、「抜き打ち」に近い形で確認できればベスト。相手の家の近くをデート場所に設定して、その流れで行ってしまいましょう。  冷蔵庫のラインナップを見れば、日々の生活習慣を想像するのは難しいことではありません。  単純に自炊習慣があるかどうかだけではありません。食料品や調味料の種類や数にくわえ、そのブランドも重要な情報源です。  充実した庫内であっても、聞いたことがないブランドや激安の商品ばかりがひしめいている……。そんな人は、調理能力はあっても、コスパ第一主義かもしれません。  対して、有機栽培の野菜だったり、取り寄せでのみ買えるこだわりの商品などが混ざっていれば、まずコスパ第一主義ではないと読み取れます。  言わずもがな、どちらが「理想的」といった話ではありません。あくまで2人の生活感覚や金銭感覚が一致しているかどうかの確認です。
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スーパーで買い物し、なにを買うか観察しよう
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結婚相談所マリーミー代表取締役、恋愛・婚活アドバイザー。 1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピーを創業。そこで培ったマッチング能力・人材発掘力を生かし、2009年に結婚相談所マリーミーを設立。日々カウンセリングを行いながら、セミナーの開催、テレビやラジオへの出演など幅広く活動中。著書に『ワガママな女におなりなさい 「婚活の壁」に効く秘密のアドバイス』(講談社)、『モテ理論』(PHP文庫)など

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