恋愛・結婚

スーパーで「うぐいすパン」を買ってくる夫に対して、真剣に悩む妻。結婚後の「こんなはずでは…」を避けるために必要な行動とは

スーパーで買い物し、なにを買うか観察しよう

パン

画像はイメージです

 この時点で、自分の思い描く結婚生活とは感覚が異なりそうであれば、やはり「大人のデート」を始める時。 「相手の冷蔵庫の中身にケチをつけるようで……」と気がひけるなら、その足で一緒にスーパーへ行ってください。当日の夕飯の買い出しだけでなく、ついでに日用品のストックも買うことを提案し、そこで「なにをどのような基準で選ぶか」を観察しましょう。  その上でもまだ、「見栄っ張り」な選択をしていたら、勇気を出して切り込むことです。例えば、高級な卵を手に取っていたら、「さっき冷蔵庫に残っていたのは普通の卵じゃなかったっけ?」とでも聞けば、「普段は気にしないけど、一緒に食べるならおいしいものがいいかなと思って」くらいは引き出せます。  すると、食に関する価値観であったり、エンゲル係数がどのくらいなのかまで話を展開することさえ、さほど難しくなさそうだと思いませんか? それでも怖くなる気持ちはわかります。けれど、結婚後に調整をするほうがよほど大変ですから、頑張りどころです。 =====  相手との結婚を考えるなら、打ち解けた段階で生活感の見えるデートをなるべく早々に行い、違和感があればすかさず話題に出すこと。  知り合ってから時間が経てば経つほど、お互いのことを勝手に「わかったつもり」になり、すなわち目がどんどんと濁っていってしまいますから。  結婚は、日常の共有が99%です。結婚願望があるのなら、デートという非日常の1%での振る舞いばかりに気を取られてはなりません。日々の暮らしの感覚をチューニングするくらいの気概で、交際期間を過ごしてくださいね。 <TEXT/植草美幸>
結婚相談所マリーミー代表取締役、恋愛・婚活アドバイザー。 1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピーを創業。そこで培ったマッチング能力・人材発掘力を生かし、2009年に結婚相談所マリーミーを設立。日々カウンセリングを行いながら、セミナーの開催、テレビやラジオへの出演など幅広く活動中。著書に『ワガママな女におなりなさい 「婚活の壁」に効く秘密のアドバイス』(講談社)、『モテ理論』(PHP文庫)など
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