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元セクシー女優が暴露「“恋愛詐欺”の危険すぎる裏事情」。男からカネを引き出す「色恋営業のワナ」とは

なぜロマンス詐欺に引っかかるのか

たかなし亜妖さん ロマンス詐欺に引っかかる男性も、最初から疑いの余地なく相手に近づくわけじゃない。どこかおかしいと感じつつも、女性のことを好きになっているせいで大きく判断力を失ってしまっている。  さらに“仕掛け人”は分かりやすく「あなたのことが好きです。あなたは私にとって必要な存在ですよ」というフリをするせいで、引っかかった人間は「自分は好かれている」と錯覚し、あっさりお金を差し出してしまう。  この手の営業法は男性の狩猟本能を大きく刺激するのに最適で、彼女たちは捕まりそうで捕まらない絶妙な雰囲気を演出するのがうまい。女性たちは当然ながらターゲットのことをカモにしか思っていないため、心の距離をわざと縮めすぎずに関係を続ける。  すると、どうなるか?好意を抱いた男性からするとこの何とも言えぬ距離感がたまらず、目の前に人参をぶら下げられた馬のようになる。「あともう少しやれば、オトせるかもしれないから」……と信じてやまず、気づくととんでもない金額を貢いでしまうのだ。

直接的なお金のやり取りは非常に危険

 落ちそうで落ちないクレーンゲームにハマるタイプがいる一方で、もともと警戒心が足りない人も多い。「自分は大丈夫」とか、「あの子なら信頼できるから、詐欺ではない」と間違った思考を持ち、気づいたときには取り返しがつかなくなっている。  どこかで引き返せれば良いものの、出会った時点で金銭が絡んでいればお金を渡して会うのが当たり前になっているせいで、今さら「もう渡せない」とは言えないだろう。別れを恐れてすっかり言いなりと化し、大きなトラブルへ発展した際にようやく目が覚める……という悲しきオチである。  女性は店に中抜きをされたくないけど、大金がほしい。男性は意中の相手を外に連れ出し、独り占めをしたい。このような双方の要望がうまくマッチすると店を介さない“直引き(裏引き)”が成立し、ときにロマンス詐欺を招く。  どこからどこまでが詐欺で営業なのか難しいところだけど、直接的なお金のやり取りは非常に危険であり、お互いに人生を壊す恐れが考えられる。働き手と客、そして金銭だけの関係という時点で全くフェアではないのだから、その点を頭の片隅にしっかりと置いてほしい。  大々的に報道されていなくとも、今日もどこかで詐欺をはたらき、泣き寝入りをする困った人間たちがいる。男性は節度を持って遊び、そして女性は「人としてやってはならないラインはどこか」を考えてほしいと、私は部外者ながら思ってしまうのだった。 文/たかなし亜妖
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
X(旧Twitter):@takanashiaaya
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