更新日:2025年03月31日 12:39
恋愛・結婚

千葉市のラブホテル「3分の1以上は不倫客」社長が告白。不倫客が増える“意外な曜日”も

お客さんの約3分の1が不倫関係か

トミーホテルグループのラブホテル

トミーホテルグループのラブホテル

一方で男性が車で乗りつけ、部屋に向かう男女を足早に追いかけるケースもあった。 男女は室内に入ったのだが、ドア前で「開けろ!」と怒る男におびえたのか、フロントに警察を呼んでほしいと頼んできた。フロントが警察に連絡を入れ、パトカーが現れるとドア前で怒っていた男はそそくさといなくなった。 ここまで問題化するケースは少数で、多くは仲睦まじくホテルを後にする。富田さんはラブラブな2人を見ると、感謝の思いを強くする。 「弊社のラブホテルを利用するお客さんの約3分の1、多い時期は半数近くが不倫なのではないかな、と思います。不倫については色々な意見があるのでしょうが、経営する立場からすると、ありがたいです」

探偵事務所か、信用調査機関の職員か

防犯カメラを見ていると時折、不審な車を発見する。駐車場内や付近に数時間止まっている。人が出てくる気配がない。そばに行き、「入室していただけるのですか?入室されないならば、駐車されると困ります」と丁重に伝える。 車中にいるのは通常は男性が1人、もしくは2人。ほとんどが、「わかりました」と離れていく。名刺を出したり、会社名や氏名を名乗ることはない。車は敷地外には出るが、その後も道路に止まっている時がある。 富田さんは男性の落ち着いた態度からして不倫の調査をする探偵事務所か、信用調査機関の職員ではないか、と思っている。 フロントに電話が入り、「こういう男性がそちらのホテルにいませんか」と尋ねられることもあった。名前を名乗ることはないが、電話の声は女性が多い。 ホテルとして利用客について尋ねられても一切応じないことにしているため、「お答えはできません」と丁重に答える。ほとんどが、その時点で電話が切れる。
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パート社員たちが不倫していたことも
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ジャーナリスト。1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006年より、フリー。主に企業などの人事や労務、労働問題を中心に取材、執筆。著書に『悶える職場』(光文社)、『封印された震災死』(世界文化社)、『震災死』『あの日、負け組社員になった…』(ダイヤモンド社)など多数
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