更新日:2025年03月31日 12:39
恋愛・結婚

千葉市のラブホテル「3分の1以上は不倫客」社長が告白。不倫客が増える“意外な曜日”も

パート社員たちが不倫していたことも

トミーホテルグループのラブホテル

トミーホテルグループのラブホテル室内

富田さんが驚き、困ったのが、パート社員たちがホテル内で不倫をしていたことだった。 20代の独身の男性と、夫や子どもがいる40代の女性のコンビが午前4時頃、ある部屋に入ったまま出てこない。その日は、お客さんが少なかった。 「不審に思い、私が部屋に入ったら行為の最中でした。ビデオをつけたまま。勤務時間中ですからね。2人は、室内を掃除するといった理由で部屋に入ったはず。 こんなことでは、大変に困ります。そのあたりの従業員教育はきちんとしてきただけに、ショックでした。これを機に2人とも辞めました。今は、そんなペアはいないと信じています」

ここでは“不倫のお客さん”は当たり前

パート社員が働きはじめると、数か月間は富田さんと話す時に「不倫のお客さんが多いですね」と驚いた口調になるが、やがて何も言わなくなる。その後、話題になることはほとんどない。 「不倫のお客さんが多数いるのは、ここでは当たり前と思うのかもしれませんね。うちの売上の大きな柱ですから、私としては感謝の思いでいっぱいです」 富田さんは多くの人にトミーグループのラブホテルを選んでもらえるように、これからも料理、掃除などサービスに力を注いでいきたいと締めくくった。 不倫には様々な見方があるが、ラブホテルの最前線では歓迎する声があるのも事実だ。 <取材・文/吉田典史>
ジャーナリスト。1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006年より、フリー。主に企業などの人事や労務、労働問題を中心に取材、執筆。著書に『悶える職場』(光文社)、『封印された震災死』(世界文化社)、『震災死』『あの日、負け組社員になった…』(ダイヤモンド社)など多数
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