「非常識すぎる暴走」も…都内のタクシー運転手が嘆く「電動キックボード危険運転」の実態
改正道路交通法施行に伴い、電動キックボードは特定小型原動機付自転車として免許不要で16歳以上から利用可能となった。だが、導入当初からマナー違反や交通違反、事故が多発し、社会問題ともなっている。
都内で10年以上の経験を持つベテランタクシー運転手、Aさんのぼやきは止まらない。
「営業所に戻ると、電動キックボードとの事故報告がほぼ毎日のようにあるんだ。乗ってるヤツのマナーは悪いし、交通ルールもあったもんじゃない。それで事故を起こすとこっちが悪くなるんだもん。やってらんないって」
この運転手によると、すり抜けようとして接触したり、一旦停止を無視して事故に繋がるケースが多いという。
「乗ってる人の中にはイヤホンして音楽聴いてるヤツもいるでしょ。そうすると後ろから来る車とか気づかないんだよ。この前も、前方を走ってた電動キックボードが、その前の自転車を抜かそうとしていきなり車線を膨らんできて、こっちが轢きそうになった。自転車抜くのはいいんだけど、抜く前に後ろ見て確認して、ウィンカー出せよって話」
また、30年の経験を持つトラックドライバーのBさんも、電動キックボードの無法ぶりをよく見かけるという。
「後ろから電動キックボードがきたんだけど、すり抜けられるスペースがなかった。そしたら急に右車線に出て、さらに右折レーンに入って信号待ちの先頭に行こうとしたんだよ。先頭で待ってた車はビックリだよね。青信号に変わって発進しようとしたら、いきなり右折レーンから電動キックボードが飛び出してきたもんだから、派手にクラクション鳴らしてたな」
さらにBさんは、歩行者も巻き込んだ事故に繋がりそうになったケースも目撃したという。
「信号のない横断歩道で親子が待ってたから停車したの。これは道路交通法で定められた歩行者優先のルールで、最近は取り締まりも厳しい。対向車も止まって私も停車して親子が私の右側から渡ってきたんだ。そしたら、私のトラックの左側を電動キックボードがすり抜けあわや親子に衝突しそうになった。ビックリしてお母さんが立ち止まったんだけど、電動キックボードはスピードも落とさず、親子の目の前を通り過ぎていきやがった。こんなことさ、免許持ってりゃ当たり前に守ることでしょ」
「もう、やってらんない」タクシー運転手の怒りと嘆き

片側三車線の1番右側の右折専用車線を電動キックボードで走る男性も
写真提供/Cさん
トラックドライバーが目の当たりにした危険走行
あわや親子を巻き込む危険運転に
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グルメ、カルチャー、ギャンブルまで、面白いと思ったらとことん突っ走って取材するフットワークの軽さが売り。業界紙、週刊誌を経て、気がつけば今に至る40代ライター
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