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ついに3件目が! 顔を食いちぎる「ゾンビアポカリプス」事件

 アメリカで「ゾンビアポカリプス」という現象が続発している。  事の発端は、5月26日にフロリダ州マイアミで起きた「ソンビ人食い事件」だ。
ゾンビ事件被害現場

ショッキングな映像が世界中を駆け巡った

 マイアミ近郊のマイアミ市とマイアミビーチ市を結ぶ大通り、MacArthur Causewayの道路脇で、全裸の男がホームレス男性の顔面を”食べて”いるのを多くの通行人が目撃、駆けつけた警察は男に発砲するも、十数発被弾してもなお顔面を食べ続け、最後には射殺されたというのだ。  この衝撃的なニュースは、被害現場の惨状を撮影した画像とともに、世界中を駆け回ったが、なんとその後同様の事件が続いている。  MacArthur Causewayの事件から一週間後。再びマイアミを恐怖が襲った。今度は21歳の男が警察官に噛み付いて”食べよう”とした事件が起きている。この男は、警察官に向かって「お前を食ってやる」と言い放ち、吠え声を上げ、歯をガチガチ鳴らしていたという。  同じく6月2日、今度はルイジアナ週で42歳の男が、DVで立入禁止命令が出ていた元妻の自宅に現れ、彼女の現在の夫に噛み付いて顔の肉を4分の1ほど削ぎとったという。  なんとも恐ろしい事件が頻発しているが、実はこれ以前もすでに兆候があったという。  5月21日にはフロリダ州ウエストチェスターで男が18歳の女性の頬に噛み付き右手を捻挫させた容疑で逮捕、続く5月23日にもフロリダ州スプリングバレーで従兄弟と口論の末、鼻を噛みちぎって逮捕されている。  最後の2件は定かではないが、冒頭に挙げた3つの事例で共通しているのが、容疑者がいずれも「バスソルト」と呼ばれる合法ドラッグの成分が血中から検出されたこと。  バスソルトとは、アメリカで大流行し、昨年にはNIH(アメリカ国立衛生研究所)が注意喚起を行い、その主成分であるメフェドロンなどが規制対象にもなったという曰くつきの合法ドラッグである。  アメリカも、日本同様規制対象となる非合法ドラッグではない「合法ドラッグ」が「デザイナードラッグ」として貧困層や若年層を中心に大流行している。問題化してからというもの、成分は規制対象になっているが、次々とそれをすり抜けるために分子構造に「加工」を施されたものが流通し、現在爆発的にユーザーが広まっている脱法ドラッグのことだ。

他にも、バニラ・スカイなどの名前のものがある

 日本同様、街角のヘッドショップなどで「バスソルト」「インセンス(お香)」「アロマ」などと称し、1500円程度で売られている。これをスニッフ(鼻吸引)したり、煙吸引、静脈注射、飲料に混ぜるなどして摂取するという。  効果も「合法」とは名ばかりで、基本的にはMDMA(エクスタシー)やLSD、カンナビノイド(大麻の成分)など非合法ドラッグに近いものがあるが、分子構造をいじる上でさまざまな薬物が添加されることで、むしろ強力になっているともいえ、並み居る非合法ドラッグ以上。依存性も強く、ある「バスソルト」などは非常に不快な幻覚が見えるのに、また欲してしまうほどだという。  それにしても、5月26日の事例のように脱衣するのはバスソルトを摂取すると代謝が強まり体温が上昇するためとされているが、なぜ「顔に噛み付くのか?」についてはいまだ不明である。  アメリカでは、ふざけ半分で「ゾンビアポカリプス」などと言われているが、最初の事件の被害者であるホームレスも、顔を半分くらい食われたのに生きていたという。まさかそんなことはあるまいと思うが……。 (参照元) ●THE RAWSTORY  ●HUFFPOST MIAMI ●NY Daily news <取材・文/Edward Takaya(本誌特約)>
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