【ド底辺企業】バタフライナイフを社内で振り回す取締役の失態
6/26発売号の週刊SPA!「ド底辺企業 本日も大バカ営業中」では、「ド底辺企業」の定義を「常識の欠如・カネ・暴力・慣習・エロ」の5つの要素に分類。ブラック企業のななめ上をいく、モラルの底が抜けてしまった会社の実態に迫っている。 <取材・文・撮影/週刊SPA!編集部>
ゆとり教育の弊害か、近年、常識はずれな若者が急増。SPA!でも「ド底辺高校」「ド底辺大学」の特集を繰り返してきたが、「ド底辺化」するのは学校機関だけではなかった。
「社員10人程度のIT系広告代理店なんですけど、社内でプログラミングがわかるのがその取締役しかいないんですよ。それでムダに権力を持ってしまって……」と、かつて勤めていた会社の上司について語る山崎貴史さん(仮名・34歳)。
「キレる子供ならぬ、典型的な『キレる大人』で、気にくわないことがあると大声で威嚇したり、壁を蹴ったり。これはヤバいなと思ったのが、あるときからバタフライナイフをカバンに入れて、ミスした社員がいたりすると、怒鳴りながらそれを突きつけたりするようになったんです」
携帯するだけで罰せられることもあるバタフライナイフ。そんなものを社内で振り回したら、一発でお縄になりそうなものだが……。
「机で刃を研いでたりするんですけど、みんな、見て見ぬフリをしてましたね。さすがに目の前で壁にナイフを突き刺されたときは、速攻で会社を辞めようと思いましたけど……」
ナイフは取引先でも問題になったことがあるという。
「相手先のオフィスがインテリジェントビルの中だったんですけど、入り口に金属探知器があって、引っかかっちゃたんですよ。出てきたのがナイフってことで一大事になっちゃって……。会社に戻ってから、ほかの同僚とは大爆笑でした(笑)」
ド底辺会社は、持ち物検査も必要なのかもしれない。
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