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【有機野菜の裏】ギョウ虫検査が陽性! その意外な犯人とは?

今、時代は空前の野菜ブーム。だが右下の表にあげた「5つの誤解」をはじめ、野菜に対する妄信的な信仰は、逆に毒となることもある。「有機野菜」という言葉にひそむ危険性ほか、オーガニック神話の裏を追った オーガニックブームの裏で、弊害が多発中! 【野菜の裏2】ギョウ虫検査が陽性! その意外な犯人とは?  食の安全に対する意識の高まりからか、定年を迎えた団塊世代の間で家庭菜園がブームだ。大分県在住の山下美香さん(仮名・34歳)の両親もそうだ。彼女のもとには、「安全な野菜を孫に」と願う両親から無農薬野菜が送られてくる。しかし今年の夏、健康なはずの山下さん一家をある悲劇が襲った。 「小学校から『山下君のお母さまへ』といった手紙が届いたんです。開封してみてびっくり。長男(8歳)がギョウ虫検査にひっかかってしまったんです……」  ギョウ虫症は、肛門周囲の激しいかゆみや湿疹を引き起こす。しかし、なぜいきなり? どうやら意外なものが”犯人”のようだ。 「医師に私たちの生活スタイルを告げると、無農薬野菜が原因でしょうといわれました。野菜と一緒に殺虫されない回虫の卵も食べてしまうことでギョウ虫検査にひっかかる人が近年増えているようです。子供の健康のために食べさせていたのでショックです」  夫妻と長男以外の子供2人の検査もする羽目になり、かかった医療費は計1万円也。手痛い出費となったが、彼女はへこたれない。 「農薬満載の野菜を食べるなら、ギョウ虫のほうがマシです!」  そう力説し、今も旬の野菜を生で食べる山下さん家族であった。 ― 有機野菜の危険な裏事情【5】 ―
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