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“泣けるサーカス”KOOZAの楽しみ方

KOOZAの主人公・イノセント

 あなたはサーカスを観て泣いたことがありますか? 私は不覚にも、いい年こいて号泣してしまいました。しかも二度も。シルク・ドゥ・ソレイユの最新作『KOOZA』をはじめて観たのは、昨秋のこと。日本公演に先駆けてその魅力を探るべく、本拠地のカナダ(カルガリー)へと乗り込みました。正直、当初は「とは言うものの、しょせんサーカスでしょ」くらいのノリでした。しかし、スピード感と緊迫感溢れるハイレベルなパフォーマンスはもちろん、音楽、衣装、舞台演出すべてに度肝を抜かれ、「こんなの観たことない!」と感動のあまり涙がちょちょ切れて(←古い)しまいました。

 KOOZAは、「宝箱」を意味するサンスクリット語の“KOZA”から想起された言葉で、「identity(自分を知ること)」「recognition(何かを知ること)」「power(力)」をテーマにしているそうです。また、ストーリー仕立てなのも珍しいところで、物語は自分の居場所を探し求める主人公・イノセントのもとに、大きな箱が届けられるところから始まります。KOOZAの世界の旅先案内人・トリックスターが導くKOOZA王国では、個性豊かなキャラクターが次々と現れ……。アーティストたちの圧倒的な身体能力とサーカスでは外せないクラウン・アクトを観ればきっと、一発でKOOZAの世界に引き込まれることでしょう。

 そのKOOZAが現在、東京で公演中ということで、「あの感動をもう一度!」と、原宿ビッグトップに行ってまいりました。平日の昼間にも関わらず、会場は超満員。ソロ・トラピスにはじまり、ハイ・ワイヤー、ユニサイクル・デュオなど11個の演目に観客の目はくぎ付けに。なかでも私のオススメは、ホイール・オブ・デス、です。屈強な男性演者2人が恐ろしいスピードで回転するホイールの上でスリリングな技に挑む姿に、会場からは悲鳴が聞こえます。一方、男性にオススメなのがフープ・マニピュレーション。シースルー衣装に妖艶な体裁きで、7本のフープをクルクル廻す姿は実にセクシー(終演後の男性客からの拍手が心ナシか一番大きかったような……)。

 二度、三度と観ても新たな感動があるKOOZA。足を運んで絶対に損はないと思います!

詳しい公演情報は、http://www.fujitv.co.jp/events/kooza

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Photos: OSA Images Costumes: Marie-Chantale Vaillancourt (C) 2007 Cirque du Soleil (C)Fuji Television

取材・文/おはつ




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