自衛隊よりも先に南相馬市の救援へ向かった若者集団
ギャングたちも負けていない。ストリートの連合体「BOND&JUSTICE」代表・大土雅宏は、福島県南相馬市出身。彼も震災の翌日から動き始めた。「東北関東大震災支援隊本部」を結成し、被災した仲間と連絡を取り合って物資を集めた。自衛隊よりも先に南相馬市に物資を運んだのは、何を隠そう彼らだ。現在まで彼らが集めた物資は、2週間で100tを超えている。
「地元だから土地勘があるし、各所に仲間がいるので、どこの道路が通れるのか、どこの避難所に何が必要なのかを聞きながら、自衛隊などでまかなえない場所に物資を運んでます。ボランティア? 支援? そんなんじゃない。今回の地震で少なくとも仲のいいヤツが2人死んだ。3人の子供たちを残して……。だからこそ、生きている仲間やその家族、大事な人たちを助けないといけない」
音楽関係の仲間らのコネクションをフル活用し、被災の翌日から3日間で、全国300人の仲間にヘルプを要請した。今は、足りないものを聞いては、集めて運び込む作業をひたすら繰り返している。
「原発のせいか、正直肌はピリピリするし、原発爆発直後は手とか体がすごいだるくなったけど、時間がたったら収まるので、大丈夫かなと思いながらやっています。これからもできることを各々でやっていくだけ。それに、死んだ仲間の子供が一人前になるまで、俺たちが面倒を見なければならない。復興はずっと続く。あとは、被災者に夢と希望と光を与えることも大事。物資の支援が落ち着いてきたら、子供たちのために絵本を作ったり、音楽制作をしていくことも考えています。協力や支援をしてくださった皆様に、この場を借りて御礼を申し上げたいです」
(文中・敬称略)
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