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もう一人じゃない!世界中の人たちと一緒にバーチャル坐禅

― ブームの[仏教プチ修行]をやってみた!【6】 ―

不安の多い世相の表れか、休日に仏教の修行体験を行う人が急増中! 信仰していなくても参加でき、手軽なストレス解消法としても大人気な“プチ修行”を厳選し、紹介する

【家にいてもプチ修行できる!】
修行はわざわざスピリチュアルスポットを探さなくても、家の中で一人でもできるもの。その手助けとなるネットやアプリがあった。

◆iPhoneで修行! 坐禅アプリ 雲堂
世界中の人たちと一緒にバーチャル坐禅

緑泉寺住職 青江覚峰(KAKU)氏彼岸寺の運営のほかに、“料理僧”として、料理を通して仏教を伝えている。主宰する「暗闇ごはん」は目隠しをしてご飯を食べることで食事と1対1で向き合うという、募集開始30分で埋まる人気仏教イベントだ

 仏教界もネットを活用する時代となった。宗派を超えたお寺の住職と、仏教ファンとが有志で運営する、インターネット寺院「彼岸寺」がプロデュースしたのは、iPhone用坐禅の無料アプリ「雲堂」。今や、何でもかんでもアプリになってしまう時代だ。

「仏教アプリ作成の依頼をいただき、アイデアをTwitterで募集して作ったんです。彼岸寺の運営にも関わっている曹洞宗の樋口星覚が坐禅指導を監修しています。本格的な仏教アプリは今までになかったからか、スタートから4か月で3万5000ほどダウンロードしていただいてます」

 彼岸寺運営者のひとり、青江覚峰さんはこう言う。“iPhone坐禅”のやり方は、彼岸寺HPで動画付きで詳しく説明が。

「坐禅は、長時間無言で坐り続ける孤独な修行ですが、このアプリでは、24時間以内にこれを使って坐禅をした人が、世界中で何人いるのかがわかる機能がある。今この瞬間、隣で坐禅をしている仲間がいるような実感が湧くのです。他にも、トータルで何回・何分坐禅をしたか、といった自分の蓄積記録もわかります」

 やる気になる工夫が随所にちりばめられているようだ。坐禅の手順は、アプリを起動すると内蔵アナウンスが丁寧にリードしてくれるので、まったくの未経験者でも安心。また、アナウンスを英語に変更する設定までついている世界仕様。世界の「プチ修行」ブームを後押しするアプリとなりうるか。

坐禅開始というボタンを押すと、「坐蒲の形を整え、座る方向に向かって合唱・一礼いたします」とのアナウンスが流れる。「坐蒲」は座布団等を二つ折りにして代用可能。坐禅時間は、5分から60分まで1分単位で設定でき、画面の線香の絵が燃え尽きたら終了。長時間坐り続ける自信がなければ、5分程度の短時間から始めよう。集中が途切れてきたら、上写真のようにiPhoneを持って合掌すると、警策で叩くような音が鳴り、喝を入れられる


iPhoneアプリ「雲堂」
アプリ詳細

座禅アプリ


取材・撮影・文/桜田容子 取材・文/朝井麻由美 奈良岡崇子(本誌)

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