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有名校以外の大学生が就職を勝ち取るには?

先ごろ波紋を呼んだ田中真紀子氏による「大学は量より質」「大学教育が低下」「就職できないことにも繋がる」といった大学新設許認可に対する発言。大学問題が注目されるなか、就活も解禁された。昨今増えた珍名学部生の就活について就活のプロに聞いた!

◆大学が増えすぎた今、専門化が大事になる

 実際のところ、風変わりな学部名というのは就職活動にどのような影響を与えるのだろうか。『親子で勝つ就活』(東洋経済新報社)の著者・田宮寛之氏に話を聞いた。

「まず、学部名は就職活動にそれほど関係ありません。しかし、企業側はやはり大学名を重視します。主要企業の約半分は、ターゲット校を東大・早慶等を筆頭に約30校程度に絞っています。東証一部の新卒内定者は約10万人。30校の卒業生が11万~13万人なので、有名校の学生でほぼ埋まってしまうのです」

 やはり企業側の有名校への信頼は絶大のようだ。では、それ以外の大学はどうしたら生き残っていけるのだろうか。

「今は手に職をつけられる専門学校が見直されていますし、地方の小さな私大でも、例えば医療系や消防関連など、専門学校のように特定の分野に注力した学部を設けて就職実績を上げている大学もあります。変わった名前の学部もありますが、実績があれば学生は集まりますし、関連業種の企業の欲しい人材像にも当てはまることも多いです」

 企業側から見ても、4年間専門性の高い研究を積んできた学生を採用するほうが、入社後のミスマッチやそれに起因する若手社員の離職を防げるはず。風変わりな学部名で学生を集めようとする大学が増えているが、それには確かなカリキュラムと実績が必要ということのようだ。

【大学進学率の表】はコチラ⇒
http://nikkan-spa.jp/343556/bk3_121211_10


大学進学率

表を見れば一目瞭然。これでは“大学が多い”と言われてしまうのは、仕方ない面もあるのではないだろうか

【田宮寛之氏】
『週刊東洋経済』編集部、『オール投資』編集長などを経て、現在、就職・採用・人事などの情報を配信する「東洋経済HRオンライン」の編集長。近著『親子で勝つ就活』など著書多数

― [珍名学部出身者の就活]悲喜こもごも【6】 ―

親子で勝つ就活

“親力”で就活に勝つ!




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