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偏差値は関係ない!? “専門力”で就職難は突破できる

先ごろ波紋を呼んだ田中真紀子氏による「大学は量より質」「大学教育が低下」「就職できないことにも繋がる」といった大学新設許認可に対する発言。大学問題が注目されるなか、就活も解禁した。昨今増えた珍名学部では学生の就職状況はどうなっているのか!?

◆偏差値なんて関係なし!? 専門力で就職難も突破

就活 珍名学部と揶揄されがちだが、専門性が高いと評価される大学もある。西武文理大学サービス経営学部の亜貴さんと千奈美さんは「医療福祉の事務職に決まりました」、「老人ホームに内定」と意気揚々。

 社会福祉を通じての経営を学んでおり、就職でも役に立ったようだ。帝京平成大学ヒューマンケア学部卒で総合病院に就職が決まった果奈さんは「学部名はちょっと変だけど看護学をやっていて、学ぶことも専門的だから」と就活成功の理由を教えてくれた。

 また、明海大学ホスピタリティ・ツーリズム学部は、学ぶ内容は観光サービス。同学部3年の那美さんは、「シンガポール航空かANAでCAになりたい!」と、志が高い。「就職先はホテルやブライダル業界などが多い。授業でもマナーなど細かく学ぶので良いです」と言う。ただ、他学部の学生曰く、「ホスピはTOEICで決まった点数を取らないと進級できない厳しい学部」らしく、転部したり、専門学校に編入するコも。4年間生き延びるのは、選ばれた学生だけということか。

「英語に力を入れているし、ウチは就職に強い!」とは多摩大学グローバルスタディーズ学部の久美さん。「今後はサービス業が伸びる。狙いは旅行代理店ですね」と目標に向かって突き進んでいる。ただ、なかには「授業はほとんどが英語でついていけない」と嘆く学生も。就職率の高さは、徹底されたスパルタ教育の賜物ということか。

 だが、観光メディア文化学部の毅さんは、「観光関連企業は落ち続けて……、関係のないエンタメ業界を受けます」とうなだれる。専門的なことを学べる半面、その分野での就活がうまくいかないと、残念な結果になってしまう場合もあるようだ。

イラスト/西アズナブル
― [珍名学部出身者の就活]悲喜こもごも【3】 ―




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