雑学

これであなたも女装できる!?【女装メイク講座体験レポ】

 女装に興味はあるだろうか? 「男の娘」や「女装子」といった言葉がテレビで目にする機会も増えはじめ、「機会があれば」という方も少なくないのではないだろうか。かくいう記者も女装には数年前から興味があり、半年前に手ぶらで女装できるバー「女の子クラブ」にて初女装(https://nikkan-spa.jp/340676)を果たした。その後、メイクテクも上がらず、女装をする機会も減りはじめている。

 そんななか、秋葉原にある「男の娘カフェ&バー NEWTYPE」が、4月に「女装のためのメイク講座」を開始した。講座には、20代前半から40代まで幅広い方が参加しているそうだ。そこで、更なる女装レベルアップを目指して、メイク講座を体験受講してみた。本記事ではメイク過程を順を追って紹介する。これから女装をはじめてみようという人の助けになればと思う。

 講座体験でレクチャーしてくれたのは、今までに500人以上の女装メイクを手がけたという立花奈央子さん。半年前の初女装時にもメイクを担当した方だ。

◆事前準備は重要「髭剃って来い!」

 前日のパックなどは欠かさなかった記者だったが、講座開始前にダメ出しが「ヒゲ剃って来い!」。いつもはメイク直前に剃っていたが、取材当日は6時間前に剃っただけだったせいか、うっすらと髭が生え始めていたのだ。本物の女性のメイクとはここが大きな違い。事前準備はかなり重要である。髭を剃り終わり、眉毛カットも済ませると、最低限必要なメイク道具がズラリと紹介された。

 で、女性とは異なる「女装メイク」をするうえで特に必要となるのが、肌荒れや凹みを隠す「コンシーラー」、太くて濃い眉を薄くする「眉マスカラ」、肌質をキレイに見せる「化粧下地」の”三種の神器”だ。これらのアイテムをひととおり揃えるためには、1万5000円~2万円程度となる。

⇒【メイク道具】https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=438965

女装メイク講座,NEWTYPE

基本的なメイク道具だけでもこれだけある

 正直高い!と思うかもしれないが、「100円均一などでも化粧道具は売っています。ただ、女性よりもメイクで隠すところが多い男性の場合は、しっかりとした質の物を選ばなければ話になりません。化粧下地は特にカバー力や持続力を考えると、高級品である必要はありませんが、それなりに良い物を選んだほうがよいでしょう」(立花さん)とのこと。女装して初めてわかる女性の苦労といったところか。

◆ベースメイク

 洗顔を終えて、まずは化粧水と乳液を顔面に塗りこんでいく。この際、「男性は女性より顔の面積が広く、乾燥しやすい方が多いので、パッケージに書かれている目安量よりも多めに使いましょう」とのことなので、思い切りよくいこう。また、乳液を塗りこむときには顔面のマッサージも重要だ。顎下から頬骨までグイッと持ち上げ、耳の方へ伸ばす、この動作を繰り返すそうだ。

 その後、化粧下地 ⇒ クリームファンデーション ⇒ フェイスパウダー ⇒ コンシーラーと重ねていく。化粧下地は、付け過ぎずムラが出ないよう少量ずつ手に取り、顔全体に置いてから、中指、薬指を使って顔全体になじませていく。その2本指を使う理由は、人差し指と親指がキレイなままだと、他のメイク道具を使う時に汚れないからだという。他にも、パウダーが余分に付き過ぎないように軽くはたいてから使うなど、メイクの作法には全て意味があるそうで、一つずつ教わるたびにその細かさに驚かされた。

⇒【画像】メイク過程を紹介 https://nikkan-spa.jp/438656/newtype_03

◆アイメイク

 ベースが完成した後は、いよいよアイメイクへ。真性一重の記者は、まず二重をつくることに。二重の作り方は様々な方法があるそうだが、まぶたにハリのある記者の場合は、つけまつ毛用のノリをまぶたに塗り、ヘアピンで押しこむ方法が合っているようだ。

 さらに、目を大きく、印象的にみせるためのアイシャドー、アイラインへ。アイシャドウは、複数種類の色をグラデーションになるように塗っていく。これが難しい。アイラインはジェルタイプを使った。ジェルはにじみにくく、ひと塗りでクッキリ塗れることが特徴だという。目の小さな記者にとっては重要なポイントだった。さらに、つけまつ毛を付け、チークを塗ってメイク終了。

◆女装をはじめようとしている人へアドバイス

「お部屋の中で楽しむ分には、好きなメイクやファッションを大いに楽しむべきですが、外出したいと思うのなら、好きな格好をするだけでなく、最低限の『キレイ』を身につけることがマナーです。また、ヒゲなどの男らしさを隠すことは必要ですが、自分のいいところを伸ばすことも大事です。自分の顔を客観的にチェックして、似合うメイクやファッションを研究しましょう。そのためにも、このような教室の機会はぜひ活用して欲しいですね」

 また、本講座は「パス度の高い女装メイク」というテーマがあるそうだ。つまり、街中に出たときに違和感がない、女装とバレない(=パス)という点を重視している。女のコが並んで歩いて恥ずかしくない、というのが分かりやすい基準だろうか。

 女装という趣味が一昔前よりも一般的になるにつれ、街中で女装を見かける機会も増えてきた。しかし、一方で女装に対して嫌悪感を抱く人がいることも事実。女装をたしなむうえで、パス度という点は重要かもしれない。記者も、「エヴァの真希波みたいなメガネ美女になりたい!」なんて妄言は忘れ、自分に似合う女装メイクを見つけていきたいと思う。

 なお、今回はダイジェストで各メイクのポイントを教わったが、実際の講座では、基礎メイク講座から、ポイントメイク、アイメイク、ウィッグアレンジなど2時間たっぷりの講座が用意されている。受講者ひとりひとりの顔の特徴に合わせたメイクのコツなども教わることができるそうだ。 <取材・文/林健太(本誌) 撮影/山田耕司(本誌)>

●NTメイクレクチャークラブ
http://ntmakeup.jp/


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