雑学

元ひきこもりアイドルが分析「ネットで金品を得る女たちの真意」

ネットを通じたコミュニティから金品をもらい続ける引きこもり気味な女たち。果たして、彼女たちはネットで貢がせるだけが目的で配信を続けているのか?

◆彼女らがネットで金品を得る“本当の理由”

西田藍氏

西田藍氏

 自身も引きこもりの経験を持ち、ネット配信にも詳しい元引きこもりアイドルの西田藍氏は、「単なるお小遣い目的だけではないのでは」と語る。

「もちろんお金目的のコもいるでしょうが、プレゼントや金銭のやりとりは、金品が目的というよりも“自分の評価を測る一つの要素”なんです。引きこもりと自己顕示欲は一見相反する物のように思えますが、『愛されたい、必要とされたい』『特別な存在になりたい』と、自分にスポットライトが当たるネット配信という場所を選ぶのは、彼女たちの自己顕示欲の表れです。

 また、自己評価が極端に低いからこそ肯定を求めて褒められたり、ちやほやされたりしたがる。『アイドル気分を味わいたい』という理由もありましたが、ちやほやされるという点では、これも自己評価が低いがゆえの行動にも思えます」

 確かに、彼女たちの多くはネット配信やブログなどが唯一の“社会とのつながり”だった。

「現実では人に言えないような悩みや愚痴も、ネットの世界だと同じような仲間たちと本音で語り合える。引きこもりということも、ネット上では自分のキャラクターとして受け止めてもらえます。現実のように煩わしい人間関係もないし、日常生活に支障がない。それでいて自分を受け入れてくれる世界なので、居心地が良くて依存してしまうのもわかる気がします」

 ただ、一つ、西田氏は危惧することがあるという。

「ファンの声に応えようと、自覚のないままアダルト配信へエスカレートしてしまうこと。私も引きこもり経験があるからこそ、愛されたい、承認されたいという思いが、食いものにされているのではないか、と感じてしまうのです。彼女たちの行く末が心配です」

 彼女たちを褒めそやし、小銭や物を送る彼女たちの“視聴者”の中に、そこまで考えている人はいるのであろうか……。

【西田 藍氏】
21歳。アイドルオーディション『ミスiD2013』準グランプリ。趣味の読書を活かし、書評コスプレアイドルとして売り出し中

取材・文/青山由佳 朝井麻由美 中村未来(清談社) 山崎由貴
― 引きこもり女の[ネット貢がせ]に唖然【5】 ―




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