【消費税転嫁が難しい業種】ゲーセンはアイデアと意地で乗り切れるか?
―[[消費増税の悪夢]密着ルポ]―
4月1日から消費税が8%に上がった。各企業が一斉に値上げを行うなか、価格を上げたくても上げられない人々が存在する。ここで値上げしないとコストが増大して経営が危うくなるが、値上げすれば消費者や取引先は離れてしまう……。まさに「進むも地獄、戻るも地獄」に追い込まれた人々の叫びを聞いた
◆[ゲームセンター]消費税転嫁が難しい業種。アイデアと意地で乗り切る
「今回の消費増税の影響で年間、大体50万~100万の利益が減ります」
そう語るのは、東京都新宿区高田馬場にある「ゲームセンターミカド」を経営する池田稔さん。
100円玉や50円玉など、ワンコインで遊ぶのが基本のゲームセンターでは細かい価格対応が困難なため、これまでも消費税分は価格に転嫁していなかったという。
「昔はゲームセンターもにぎわっていたし、それでも平気だったんです。でも’00年代に入ってから売り上げはずっと右肩下がり。震災の影響で電気代は上がり、おまけにスマホゲームの登場でお客様はさらに減りました。そんなところに今回の消費増税で、泣きっ面に蜂といった感じです」
今回の消費増税のタイミングでお店を閉めてしまったゲームセンターも少なくないと言う。
「業界全体が大変なので、同業者同士で協力してイベントを行ったり、もう生き残り勝負ですね。後、ウチ独自の通貨をつくって50円ゲームであれば200円で5枚のメダルと交換することで、4回のプレイ料金を5回にする……。なんてことも考えています」
池田さんにこのような苦しい状況でもお店を閉めない理由をたずねると苦笑いしながら「意地ですね」と、答えてくれた。
― [消費増税の悪夢]密着ルポ【5】 ―
―[[消費増税の悪夢]密着ルポ]―
この特集の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
なぜか無名ゲームが毎年バズる不思議…直近7年間で大作を蹴散らした“一発入魂”ゲームの数々
『ドラクエ7』リメイクに『バイオ』新作、2026年1~3月は話題のゲームが目白押し。「これだけは遊んでおきたい7本+α」
22年ぶり『カービィのエアライダー』から『ドラゴンクエストI&II』HD-2D版まで!“新しいのに懐かしい”年末ゲーム6選
任天堂Switch 2“歴代最高”の好発進も…決算でみえた「ゲームメーカー7社の明暗」。カプコンは『モンハン』が想定外
これだけは遊んでおきたい「2025年下半期の注目ゲーム大作6選+α」
ラウンドワン、スポッチャを「無料で満喫する方法」最大1万円以上もお得に
元ゲーセン店員が明かすクレーンゲーム“設定”の秘密。いくら使うと取れる?
ゲーセン店員が見た迷惑客。メダル投入口に“ヘン”なものを入れられ…
40歳で月収25万円のゲーセン正社員。出世より“好き”を選んだ男は幸せなのか?
90年代に一世を風靡したクレーンゲーム(UFOキャッチャー)ブームが今再燃している3つの理由





