スマホの白ロム、安く買えるのはいまがラストチャンス!?
―[中古品ベストバイ]―
「消費増税で物価は上がったのか」というと、答えはイエス。しかし家電を筆頭に、実は増税分以上に値下がりしている品は少なくない。自動車、パソコン、スマホなど、各業界特有の事由とも相まって、狙い目の中古品が多数溢れているという。増税後の今だからこそ、買い方にはコツがあるのだ。価格動向に敏感な販売員などにお買い得中古品を聞いた。
<スマホ>’14年冬モデルが1万円台~
◆高額キャッシュバック駆け込みで最新型が多数
最新機種を買おうと思うと新モデルは7万円台もザラ。手持ちスマホのキャリア分割支払いが残っていると2年縛りもあり、気軽に買い替えるには少々敷居が高い。そこで気軽に機種変更できるのが、いわゆる“白ロム”と呼ばれるキャリア契約がされていないケータイを購入する方法だ。
「MNPの高額キャッシュバックを狙った業者の手によって最新型スマホが市場に溢れ、割安で手に入るようになりました。しかし今年4月から、総務省の指導でキャッシュバック額が減額。今後は白ロム供給に陰りが見えるかも。格安に購入するには、今が最後のチャンスかもしれません」(秋葉原の白ロム販売店店員の大里さん)
では、白ロム市場ではどんな機種が人気で、お買い得なのか?
「基本的には、白ロムでも最新型の上位モデルが人気です。昨年末モデルでも、シャープ『AQUOS』や京セラ『DIGNO』などのアンドロイド端末は、半年で1万円台まで暴落する機種も多くあります。性能はもちろん最新のものに引けを取りません」(大里さん)
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また、キャリア別に見ると、他キャリアよりもau機種のほうが数千円安いことが多いという。
「auはソフトバンクやドコモとは違う通信規格で、現在流行の格安SIMを使う用途では使えなかった。最近au向けサービス『mineo』が登場し、au端末でも格安SIMが使えるようになりました」
格安SIMとはプロバイダーや家電量販店などが販売しているLTE/3G用の格安通信サービスのこと。月の転送量に制限はあるが月額1000円前後で利用でき、大手ケータイキャリアの通信料と比べて圧倒的に安い。
「2台持ちなら、ガラケーと、半年型落ちのアンドロイド端末やまだ現役のiPhone4sあたりを1万円台で購入するのもいいし、ガラケーと格安SIMの2台持ちにするのも手です。総務省がケータイキャリアのSIMロックを廃止するよう指導したというニュースもあり、白ロムと格安SIM需要はこれから爆発する可能性が高い。安く買ってオトクに使うには今が最後だと思いますよ」
【白ロム市場で人気の中古スマホ】
●ドコモAQUOS PHONE Xx mini 303SH<約1万5000円>
昨年末モデルで性能も問題なし。画面の大型化が進むなか、この機種は5インチ以下でややコンパクト。カラーバリエーションも豊富
●au DIGNO M KYL22<約1万8000円>
昨年末モデルがたった半年で1万円台まで大暴落している。動作は安定し仕上がりも悪くないのに、なぜか不人気の京セラ端末だからこの価格なのか……
●au iPhone 4S<約1万4000円>
今でも現役で使えるauのiPhone4Sが1万円台前半。ちなみにiPhone5は3万8000円ほどするが、こちらも人気が高い
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