パソコンは3~5年前の型落ち品でも十分!ストレスも無し
―[中古品ベストバイ]―
「消費増税で物価は上がったのか」というと、答えはイエス。しかし家電を筆頭に、実は増税分以上に値下がりしている品は少なくない。自動車、パソコン、スマホなど、各業界特有の事由とも相まって、狙い目の中古品が多数溢れているという。増税後の今だからこそ、買い方にはコツがあるのだ。価格動向に敏感な販売員などにお買い得中古品を聞いた。
<パソコン>中古ノートが2万円台~
◆普段使いなら3~5年前の型落ち品で十分
「増税前の駆け込み需要に加えて、4月9日のWindows XPのサポート終了が重なり、3月は1万~2万円ほど高い価格設定でも、いつもの2倍近く売れましたね」と話すのは、中古パソコンの転売ビジネスを行う梶田慎哉氏。ダブルで恩恵を受けた中古パソコン市場だが、その反動は大きかった。
「買い替えを考えていた人のほとんどが3月に済ませてしまったため、4月以降は極端に購入者が減りましたね。当然ですが、価格も下落。XPのサポート終了で人気のWindows7も、古いため安く買える。今後は平常に戻ることが予想されるので、今が一番の買い時ではないでしょうか」
では実際、どの程度の中古品が狙い目なのか?
「今発売される価格が高い新製品は、CPUにインテルCore i7を、メモリは16GBを搭載するような、普段使いでは持て余すハイスペックPCばかり。ワードやエクセル、動画サイトを見るといった程度の使い方ならば、’09~’11年に発売された3~5年落ちで十分。CPUならCore i5や3どころか、セレロンでも十分というのが本音です」(梶田氏)
そもそもPC関連は発売から時間がたてばたつほど安くなる傾向がある。梶田氏がオススメするノートパソコンには、古いというだけで驚きの2万円台のものも!
「それと、OSはやはりWindows7が使いやすい。最新の8.1はパソコンを使ってきたユーザーにはまだ慣れない部分も多い。総合的に考えると、型落ち品のほうが使い勝手がよく、お買い得だと思います」
つまり、5年前の型番でも十分ということだが、梶田氏オススメの’09年発売の「NEC-VY22M/A-9」を記者が試してみると、確かにストレスなく使用することができた。機能の面でも値段の面でも、パソコンは中古品が買いのようだ。
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