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慶応SFCの学生、「意識高い系」と揶揄されるも余裕の自虐ネタに

頭よさげな言葉や、やる気に満ちた言葉で自分を過剰演出することでしばしば揶揄される「意識高い系」。彼らの同じ言葉を聞いても、自分の年齢、相手との年齢差、性別や職業は何なのか、などで評価が変わってくるのではないだろうか。新橋、丸の内、学生街で街頭調査してみた

◆世代や属性で不愉快に差は出るのか?~学生編~

大学 社会人に感化され、学生のうちからその仲間入りを果たす者も多い。「就職活動のグループディスカッションで“カテゴライズして~”とか言う学生はよく見かけます」(21歳・男性)という大学3、4年生は、鼻につく経験を重ねていることからも、意識高い言葉に厳しい反応。

 一方、1、2年生の多くは「周りでそういう言葉を使う人はいない」とピンとこない様子。学生たちは一貫して、「社会人で何年も働いている人が使うならわかるけど、学生が背伸びして使っているのは引く」(22歳・女性) と同世代が自分を実力以上に大きく見せる点に対して許せないと感じるようだ。

 ところが、意識高い系の“巣窟”としてしばしば名指しで指名される慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス(SFC)の前で調査をしてみると、なんと自ら意識高い系を自称する学生に複数遭遇した。

「うちの大学にはこういう人、多いですよ。でも、大学以外ではなるべく日本語に変換して喋るように、言葉をデザインしているつもりなんですけどね。たまにうまく変換しきれなくて、“エビデンスがさ~”とか出ちゃうことも。なんせ意識高いですから(笑)」(21歳・男性)。

 もはや余裕の自虐ネタとしてしまう意識の高さ。さすがというか、こういうところが周囲をざわつかせると言うべきか……。

― 許せない[意識高い系用語]の境界線【5】 ―




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