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26℃のお湯を飲めばウイルスは死ぬetc. コロナデマを拡散する人の正体は?

 コロナ禍で多くの人が自粛生活を送るなか、謎の正義感や危機意識で感染拡大リスクを高めている「コロナ偏差値が低い」人たちがいる。

“意識の高い人”ほどなぜデマを拡散してしまうのか!?

コロナ偏差値が低い人々

古谷経衡氏

 発生当初に出回った「新型コロナウイルスは26℃のお湯を飲めば死ぬ」という噂。冷静に考えればおかしいデマに従い、社会に混乱をもたらす人々。なぜ彼らはデマを信じ、拡散してしまうのか。評論家の古谷経衡氏に聞いた。 「真偽のわからない情報に乗じて行動し、安易にSNSなどで広める。そんな人々はリテラシーの低い情報弱者だと思われがちですが、都市部の中産階級に属する人たちもかなり多くいるのではと、僕は見ています。情報感度も高く、安定した収入もあるので、言わば自分に自信がある。また、彼らは意識が高い人が多く、『自分が社会を救う』と謎の正義感に駆られやすい。厄介なことに、非常時はその意識はなおさら高まります」  そして「彼らのコロナ偏差値が低い根底には“基礎教養の欠落”がある」と古谷氏は続ける。 「小学校レベルの理科の知識がある人なら、『花崗岩がコロナに効く』『緑茶がコロナ感染を防ぐ』と言われても簡単には信じません。でも、中産階級にもこうした基礎知識を持たない人は一定数いる。そして、彼らは、そうした眉唾な情報にも疑問を抱かず、鵜呑みにしてしまいます。結果、情報の真偽も確かめず、『この情報は社会に有益だ』と思い込み、デマを拡散してしまうんです」
マスク

※写真はイメージです

 無数のデマが氾濫する今、心がけるべきことは何だろうか。 「メディアも嘘をつくことはあります。それらしい話に聞こえても『他人の言葉はすべて嘘』だという前提で、仕入れた情報の真偽を確かめる癖が必要です。あと自分がデマを信じて行動した結果、誰かに迷惑がかかり、場合によっては逮捕されるかもしれない。その可能性も忘れないでください」  デマに乗じた安直な行動のリスク、重々心しておきたい。 【評論家/文筆家・古谷経衡氏】 ’82年生まれ。若者論、社会、政治、サブカルチャーなど幅広いテーマで評論家として活躍。著書に『愛国商売』(小学館)など多数 <取材・文/週刊SPA!編集部>
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