雑学

ビジネスマンに愛される「幻のプリン」を記者・前園真聖が直撃

 みなさんこんにちは! 『SPA!』の特命記者として活動中の前園真聖です。NOTTVのバラエティ番組『SPA!監修 秘密のゾノ』と連動しながら、日々気になるネタの取材に挑戦していますが、今回訪れたのは「1日1プリン」を公言する僕が前から気になっていたお店、ジャンボプリンが名物だという虎ノ門の喫茶店「ヘッケルン」さんにお邪魔してきました。

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=904492

 ビジネス街の路地裏にひっそりたたずむこちらのお店の開業は1971年! 日本代表のサッカー選手で言えば、名良橋晃さん、相馬直樹さんと同い年の大ベテランです。お店はレトロな雰囲気でとても安心感があり、店内に貼られたメニューを見ても、「ブレンドコーヒー350円」「トースト230円」など、価格も良心的です。

 ところで気になるのが、「寝ないでください」という張り紙。これは何なんでしょう?

「あれを最初に貼ったのは20年くらい前だね。それが『面白い張り紙だ』ってテレビでも放送されたんだけど、僕はすぐに剥がしちゃったの。そしたら『あの張り紙を見せてください』『また貼ってください』なんて言うお客さんが出てきて、それでまた張り始めたんだよ」

 そう話すのは72歳の名物マスター・森さん。喫茶店のマスターという職業には「何だか寡黙そう」だというイメージを持っていましたが、こちらの森さんは、とにかく良く喋ります。お話をしている間に盛り上がり、「キミとは息が合う気がする。下手な落語家より俺たち2人のほうが笑わせられるよ!」なんて口下手な僕がお褒めの言葉をいだきました。

 お店、そしてプリンへの愛着を熱く語るマスターに若干押され気味です。

 そして名物のジャンボプリン(350円)は、そんな森さんの人柄が表れた手作りプリン。普通の2倍はあるという大きさもさることながら、シンプルで素朴な見た目がまず素晴らしい。サッカーでは「本当にうまい選手ほどシンプルにプレーをする」と言いますが、それはプリンでも同じです!

 そして食べてみると……味も最高でした! 生地にはプリン特有のぷるぷるした柔らかさがありながら、少し固めに仕上げているところが僕好み。カラメルソースも心地いい甘さで、子供も男性も女性も安心して食べられる美味しさです。シンプルで余計な味付けもトッピングも一切ないので、大きくても途中で飽きることは全くありませんでした。

 この手作りプリンの絶妙な硬さの秘訣を伺ったところ、「ゼラチンで固めるとか、オーブンで焼くような方法もあるけど、ウチは蒸し器で作ってるんだよ」と教えてくれました。

「蒸し器でのプリン作りは最後の3分が命。いつフタを開けるかは、言葉では説明できないね。ウチは温度計も計量器も使わないから、全部が感覚。考えたらダメなんだよ。卵を割る動作もそう。手に持った瞬間に卵はもう割れてるの。サッカーのボールを蹴る時と一緒。あなたも蹴るときは、何も考えてないでしょ?」(森さん)

 いやいやマスター、僕もプロなんで考えながら蹴ってましたよ! でも確かに、とっさの判断で体が動くときもありました。その感覚とプリン作りは一緒……というわけなんですね。納得です。

「またプライベートでも来ます!」とお伝えしたら、「『今度』と『おばけ』は来たことないよ。『今度来ます!』で来たのは150人に1人くらいだね」と返してくれたマスター、一本取られました!

●ヘッケルン
03-3580-5661
東京都港区西新橋1-20-11 安藤ビル1S
営業時間:8~21時、土曜は17時まで。
休業日:第二土曜、日祝。
ジャンボプリン350円。
プリン・コーヒーセット600円

●前園記者のガチンコ体当たり取材の様子はNOTTV『SPA!監修 秘密のゾノ』隔週月曜日23:00~にて放送中 http://tv.nottv.jp/variety/secretzono/ ※次回放送は8月10日(月)




おすすめ記事