「激安中古ベンツを売っている店はすべて極悪系」は本当なのか?
庶民にとってはベンツというだけで敷居が高いため、AクラスとかCクラスなど控え目なモデルに目が行くが、それが素人の浅はかさ。そういう買いやすいモデルは値落ちが小さい。狙い目はEクラス以上だ。茂呂カメラマンと同じ’08年式の先代Eクラス・ステーションワゴンが135万円! 軽と大差ないやんけ。Sクラスも100万円台から200万円台でラクに買える。
中古ベンツは、新車から7年たてばCクラスもEクラスもSクラスも100万円台の揃い踏みとなるのだ。ならばデカいのを買ってブイブイ言わせるのが男のロマンである。
「スイマセン、僕ベンツでは、Gクラスしか興味ないんですけど……」(担当K)
なんてゼイタクなことを! 無敵のモテグルマであるGクラスは別格だ。10年落ち5万㎞でも500万円は覚悟せねばならない。500万円出せばほぼ安心して買えるとも言えるが、それでは男のロマンに欠ける。そこで我々は、その時点で日本最安値、129万円のGクラスを見に行った。
⇒【写真】はコチラ nikkan-spa.jp/?attachment_id=950548
店に着いてビビった。さすが日本最安店、建物がほとんどバラックやんけ! しかし対応してくれた店主は気さくでいい人っぽく、ぜんぜんヤクザっぽくない。
「Gクラスはこれ以上下がりませんから、ウチは5年売れなくてもいいと思ってるんです」(店主)
エンジンは一発でかかり、調子も悪くなさそうだ。22年落ち23万㎞走行の日本最安Gクラス。ここには男のロマンがある! 買っとけばそのうち値上がりしたりして。勝負してみるべきだろうか?
【結論】
ベンツも7年落ちなら、だいたいのモデルが100万円台+αで買える。ベンツはBMWより耐久性が高く故障のリスクも小さい。7年落ちのEクラスやSクラス、あるいはCLSやMLあたりのイバリの効くモデルを狙え!1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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