夜も楽しめる横田基地日米友好祭2016。オスプレイ展示自粛も、『シン・ゴジラ』登場ヘリなど軍用機ズラリ
横田基地日米友好祭(フレンドシップフェスティバル)は普段、決して見られない基地内の様子やアメリカ兵、軍用機などが展示される人気イベント。毎年8月、9月に1度、2日に渡って開催され2日間で約15万人以上が訪れる。先日行われた2016年のイベントの様子をレポートしよう。
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在日米軍基地の一般開放イベントや交流イベントはいくつかあるが、この友好祭は9時から21時まで開催されており、暗くなるまで基地の中にいられるイベントというのは珍しく、夜間に戦闘機を撮影できることが横田基地友好祭の特徴だ(ただし、18時になると航空機展示エリアは閉鎖されるため、飲食店エリアの端から望遠レンズで撮影することになるとか)。
ちなみに2012年は過去20年で最大の17万8000人の来場者数を記録しており、かつては最終日夜に外来機の帰投フライトが見られたというが、近年は翌朝となっているためフライト目当てで行くと空振りに終わる可能性大と言われている。
たくさんの輸送機やジェット戦闘機、『シン・ゴジラ』相手に頑張っていたヘリコプターといった米軍や航空自衛隊の機体が地上展示されており、実際の軍用機体を間近で見られるうえ、機体によってはじかに触れたり、コックピット内部の見学・撮影などもできる貴重な機会となっている。2014年、2015年に展示されたMV-22Bオスプレイは不要な混乱を招かないよう、要請を受け今年は展示を控えている。
飲食ブースも当イベントの魅力のひとつで、ステーキ、ハンバーガー、エナジードリンクもアメリカサイズ。多くの人が舌鼓を打っていた。また米軍や自衛隊の音楽隊による演奏、一般募集されるバンドやグループによる音楽やダンスなど一日を通して様々なステージプログラムも行われている。
一般開門ゲートである横田基地第5ゲートの最寄りは青梅線牛浜駅だが、混雑のため拝島駅や八高線東福生駅、五日市線熊川駅などもアナウンスされている。横田基地周辺近くにはコインパーキングがわずかしかなく、付近の道路は歩行者でとてつもなく大渋滞するので、車ではなく来場は公共交通機関が望ましい。入り口付近には駐輪場が設けられているため、自転車でやってくる地元住民も多いようだ。
このような大イベントはいつも人混みに揉まれる印象があるが、基地内に入ってしまえば広大な敷地ということもあり、そのようなストレスはまったく感じない。興味を持った人は、来年足を運んでみてはいかがだろうか。
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<取材・文/日刊SPA!取材班>
夜まで開催の珍しいイベント
今年はオスプレイの展示はなし
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