「東京五輪でサッカーを見た!」と言い張りたい人が狙うべきサッカー観戦の穴場
~今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪 第44回~
フモフモ編集長と申します。僕は普段、スポーツ観戦記をつづった「スポーツ見るもの語る者~フモフモコラム」というブログを運営しているスポーツ好きブロガーです。2012年のロンドン五輪の際には『自由すぎるオリンピック観戦術』なる著書を刊行するなど、知っている人は知っている(※知らない人は知らない)存在です。今回は日刊SPA!にお邪魔しまして、新たなスポーツ観戦の旅に出ることにしました。
2020年東京五輪を現地で観戦できる穴場を探している本連載。たくさんの競技のなかには、ハナから「穴場じゃない」と外されているものがあります。そのひとつがサッカー。国内のリーグ戦でも5万人とかが集まる人気競技で、自国の五輪代表を見守ろうなんてことが、都合よくできるはずもありません。
しかし、サッカーは1種類ではありません。五輪の競技ではありませんが、似た競技のフットサルもありますし、砂浜でやるビーチサッカーというものもあります。そんな「広い意味でのサッカー」ということでよければ、パラリンピックにはブラインドサッカー(5人制サッカー)というものがあります。
五輪とパラリンピックは同じようなもの。サッカーとブラインドサッカーは同じようなもの。じゃあ、広い意味で同じなんじゃないか。「2020年の東京大会でサッカーを見た」という大きなくくりには含まれるんじゃないか。サッカーはハナから諦めていたとしても、ブラインドサッカーは確認する価値があるんじゃないだろうか。
そう思って出掛けたのが、神奈川県川崎市で行なわれたブラインドサッカークラブチーム選手権。この大会は日本のクラブチームのナンバーワンを決める大会であると同時に、ゲストとしてブラジル代表が参加するという面白い枠組みになっていました。ブラジル代表はパラリンピックを4連覇している世界最強のチーム。これは一見の価値がありそうです。
この日はあいにくの雨模様。気温も低く、しばらく外で立っていると震えるような寒さです。そのせいか会場は閑散とした感じに。この大会の数日前に、ブラジル代表と日本代表の国際親善試合が埼玉県で行なわれており、そちらは1200人ほどが集まったと聞いていたものですから、ちょっと拍子抜けです。「雨の日に頑張って見るほどではない」というテンションでしょうか。ふむ、まずまず有望な穴場という感じです。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1320054
チケット争奪戦確実な男女サッカーの代わりにブラインドサッカーを狙う
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