55歳のおじさんが「初めての脱毛」にチャレンジした理由
―[山田ゴメス]―
最近、男性専用美容クリニック関係の仕事をする機会がめっぽう多い。アピールポイントはもちろん、この手のクリニックの売り上げをほぼ占める「脱毛」で、現場では「もはや男の脱毛は当たり前の時代」「デキる男は脱毛にも積極的(=ホリエモンはつるつる)」「脱毛は就活にも有利」「脱毛していない男はモテないぞ」……なんてキャッチコピーが始終飛び交い、50代半ばに差しかかるまでヒゲやムダ毛にはとんと無頓着だった僕、ゴメス記者もじわじわと洗脳され始めてきたフシもある。
そっか、ぼーぼーはモテないのか……。
無料で脱毛施術を受けられる「体験取材」というタナボタ的なお話もいただいている。けれど、僕はそれらのオイシイお誘いをこれまで頑なに拒んできた。理由は、「痛いのは絶対に嫌だから!」、それに「何度も通院するのが面倒臭いから…」にほかならない。あと、「ムダ毛は男の生命力」という医学的根拠のまったくない自説に囚われ、“処理”してしまえば最後、精力や免疫力を一気に失ってしまうのではないか……といった不安もちょっとだけある。
だがしかし! そんな初老のゴメス記者に「今さらの脱毛」を決意させた、とある“きっかけ”が!? はたして……?
20代女子がゴメスの「腕毛処理」を志願!
「脱毛」というSM的行為に女子が抱く好奇心
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大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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