更新日:2022年08月31日 00:49
恋愛・結婚

今、渋谷周辺で「謎のナンパ方法」が流行っている?

―[山田ゴメス]―
 僕、ゴメス記者の友人に、30代チョイ過ぎな妙齢のオネエサマがいる。僕が言うのもなんだけど、けっこうな美人サンである。そして、華々しいとある職業に就き、ダンナさんもいる、れっきとした人妻でもある。左手薬指にはゴールドの結婚指輪が輝いている。  そんな彼女が近ごろ、渋谷で3度、違う男からまったく同じ手口のナンパに会ったという。「3度」ってことは、おそらく(少なくとも)渋谷界隈ではトレンドとなりつつあるナンパ術……なんだろう。その詳細は、はたして……? 今、渋谷周辺で「謎のナンパ方法」が流行っている?【1度目:スクランブル交差点にあるTSUTAYA前にて/平日のPM13:00ごろ】  歩いていると「今月、青森から出てきたばかりの21歳です。オネエサンとお友だちになりたいです」と、いきなり背後から声をかけられる。男はスーツ(そう高くなさそうな)にガングロ・ロン毛&茶髪……といった、いかにもスカウトマンっぽい出で立ち。訛りもまったくなかったので、熟女系(?)のキャバかAVか風俗のキャッチだと判断し、シカト。 【2度目:ハチ公周辺にて/土曜日のPM15:30ごろ】  急に雨が降ってきたので、ハチ公横にある東急百貨店の屋根部分で雨宿りをしていると、となりにいた20代前半風の男から「就職で秋田から出てきたばかりなんです~。オネエサン、すごくキレイなんで~ボクと友だちになってくれませんかぁ?」と、いきなり声をかけられる。チェックのシャツにジーンズ、髪型は短くも長くもない……といった特徴のない出で立ち。「秋田」を「アギタ」と発音し、「すごく」が「すんごぐ」にも聞こえ、瞬間的なリアリティはそれなり。だが、雨がやむまで話を聞いてあげていたら、徐々にズーズー弁がわざとらしくなってきて……。「しゃべっているうちに緊張感が薄らぎ、方言の比率が多くなってきたのかな?」と好意的な解釈もしてみるも、やはりうさん臭さは拭えず、雨が小降りになったと同時にその場を退散。
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3度目は…?
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大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など

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