横浜が住みたい街1位の理由。「相模鉄道の直通整備」でどう変わる?
毎年春先に注目を集める「SUUMO住みたい街ランキング2018 関東版」。ご存知の通り今年1位に輝いたのは横浜だったが、一口に横浜と言っても東京に次いで2番目の人口を抱えるその市域は広大。デート客で賑わうベイエリアや中華街、部品や食品など多くの中小規模事業所や住宅地が集まる内陸部まで、様々な顔を持っている。
そんな横浜が住みたい街1位に輝いた背景には何があるのか、改めてその魅力を探ってみた。
観光地やデート向けスポットが集まっている臨海部のイメージが根強い横浜。先述の「住みたい街ランキング」を実施した株式会社リクルート住まいカンパニーによると、『住みたい駅』に『横浜駅』を選択した人のフリーコメント欄にも、みなとみらい、海辺、ランドマークタワー、野毛の飲み屋、横浜赤レンガ倉庫など、横浜駅から2km圏内のエリアについてのコメントはやはり多かったそうだ。
中でも“ゆずが歌わない”ほうの桜木町の魅力が、野毛だろう。
近年は女性も気軽に飲みに行ける場所などとして人気を集めており、何十年も歴史を重ねた老舗からダイニングバーやバルなどおしゃれなお店まで、約600軒の飲食店がひしめく大衆飲み屋街。
昼から飲めるお店も多く、ディープな飲屋街独特の雰囲気が漂っており、メディアでもよく取り上げられている。都橋商店街ビルなどは歴史的建造物として知られ、フォトジェニックな界隈とも言えそうだ。GW前の平日であったこの日も、飲み屋の店内は20代後半~30代の女性たちの姿が多く見受けられた。
ちなみにJR桜木町駅は市役所が駅近くに移転し、利用客の増加が見込まれることに合わせて、2020年度中に南側に新しい改札口ができる予定で、この新改札口に隣接する駅南西側には、駅直結のホテルなどが入る12階建ての複合ビルが建設される。再開発が進む駅東側と、駅西側の野毛地区との結節点になると期待されているようだ。
また、住みたい街ランキングでは浦和、柏など住みたい理由にサッカーチームの名前を挙げた人もいたと解説されており、好きなスポーツチームの応援に行きやすいという点も、多くの人にとって住みたい要因になっているようだ。もちろん、横浜DeNAベイスターズの本拠地・横浜スタジアムを有する横浜も例外ではない。
“ゆずが歌わないほう”の桜木町を知っていますか?
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1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii
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