更新日:2022年12月28日 18:12
カーライフ

SUVブームは終わらない!? ジャガーの新型SUVはアルファードを買う根性があれば買える!

今回のテーマはジャガーの新型SUVなのですが、所々、鹿児島弁風でお送りいたしますことを、あらかじめご了承ください。なんせ書き手、カメラマン、担当者がNHK大河ドラマ『西郷どん』の熱烈なファンなもんで。毎週末、楽しみにしておりもす。世界を席巻するSUVブームのように、『西郷どん』の視聴率もぐーんと伸びでほしいでごわす! 新型SUV MJブロンディ改め永福ランプ=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

天才が手がければフンコロガシもカッコいい!?

 世界中でSUVブームでありもす!「もす」はNHK大河ドラマ『西郷どん』の鹿児島弁でありもす! SUVでなければ日本と世界の未来は開けない! チェスト行け~! それくらいのSUVブームなのです。  ボンクラ諸君のために一応解説いたしますと、SUVとは「スポーツ・ユーティリティ・ビークル」のことで、都会的なジープタイプとでも申しましょうか。ジープはもともと道なき戦場を走り回るために開発された軍用車ですが、SUVは都会やリゾートをオシャレさんに走るための乗用車。車高を上げてオフロードっぽくしてるのは、ファッションと上から目線のためでありもす!  やっぱり世の中、下から見上げるより上から見下ろしたほうが気持ちイイ! 薩摩藩主・島津斉彬公のように世界を俯瞰する視点を持っていないと、西郷どんもニッポンもついてこない! そういうことですね。
新型SUV

今回は『西郷どん』ファンのモテないカーマニア3人で、西郷どんジャンプをかましてみました。西郷どんこと鈴木亮平のように涼やかなジャンプは難しいでごわす

 SUVブームの威力がどれくらいすさまじいかと申しますと、あのスポーツカーの名門ポルシェでも、今や世界販売台数の約7割が、カイエンとマカンというSUVになっているほどでありもんそ。スポーツカーとSUVを女子に見せ、「どっちに乗りたい?」と尋ねれば、95%はSUVを指差す時代になっているのでごわすよ、涙。  ということで、世界のプレミアムブランドは、こぞってSUVの開発に力を入れておるのですが、英国の名門ジャガーも例外ではありません。2年前にジャガー初のSUV「Fペース」をリリースしたのに続き、今回はそのコンパクト版とも言うべき「Eペース」を発売いたしました。
新型SUV

Eペースはジャガー初のコンパクトSUVで451万円~。エンジンは2リッター・クリーンディーゼルターボ(180馬力)のほか、2リッター・ガソリンターボ(249馬力と300馬力)をラインナップしておりもす

 ジャガーはもともと、スポーティセダン&スポーツカーメーカー。しかしセダンとスポーツカーの市場は、今後それほど伸びが期待できない。客層も高齢化しており、そのうち必ず人口減少に見舞われる。まるでニッポンの未来のようです。  しかしSUVは違う。これからも伸びていく。名門ジャガーもそこに進出しなきゃニッポンの未来はない! ニッポンじゃなくて英国ですね。親会社はインドのタタ・モータースですが。とにかくブランドの未来はない!
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名門ジャガーの業績は好調!
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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