普通の女子大生が48秒動画でフォロワー5万人増。そのしたたかな戦略とは?
SNSを中心に影響力を発揮するインフルエンサー。影響力が高ければ、SNSへの投稿一回で数十万~数百万を稼ぐと言われ、憧れる人は多い。
そんなインフルエンサー業界に突如現れた女性がいる。ツイッターを中心に注目を集めるくつざわ氏だ。彼女がツイッターに投稿した「言葉は特に発さず、下唇を噛んでクネクネしているだけなのに 鼻息で持ち帰りOKオーラを出すことに慣れてしまった1年女子大生の秋」という僅か48秒の動画は瞬く間に拡散され、現時点で479万再生を記録。その結果彼女は、動画投稿からわずか3日で5万人を超えるフォロワーを獲得した。
「正直『バズるだろうな』と思って動画を投稿しましたが、ここまで反響があるとは思いませんでした」
そう話す彼女は都内の大学に通う20歳。どこにでもいる普通の女子大生に見える彼女だが、ツイッターを始めた目的は、バズってフォロワーを獲得するためだった。とはいえ、バズらせるのは至難の技だが、彼女にはバズる動画作りのルールがあるという。
「ツイッターってインスタグラムやYouTubeと違って、娯楽や隙間時間の暇つぶしとして利用している人が他のSNSより多い印象で、こだわり抜かれた編集点の多い動画ってあまり好まれないイメージがあるんです。情報は極力そぎ落として、シンプルな構成で見やすい動画の方が反響がきやすいと思ってます」
一見、何気無い思いつきで投稿したツイートが反響を読んだのかと思いきや、そこには彼女なりのこだわりと戦略があった。バズるキッカケとなった“あるあるネタ”についても話を聞いた。
「大事なのはいかに共感させられるかだと思います。出来るだけ多くの人に共感をして欲しいので、あるあるネタの時には、いかに“ありそうだな”風に編集できるかを考えています。また、見た事や経験したことがない人に対しても『どれくらい誇張すれば面白さが伝わるか』を心がけて構成するようにしてますね。正直一番バズった動画は、見たこともやったこともないんですよね(笑)」
動画の構成だけではなく、その動画を投稿する際のツイートの文面にもコツがあるという。
「ある程度、表現を誇張した方がいいと思っていて「クネクネして下唇を噛む」とか「腕を痛めそうなくらい伸ばす」とか。そう書くとそこに目を向けさせることができるので、その方が動画として目に留まるものになると思うし、見た人も反応しやすいんじゃないかと思ってますね」
破竹の勢いでツイッター業界を席巻した彼女が語るバズる動画の仕組みとは? くつざわ氏本人に話を聞いた。モノマネ
— くつざわ🌻 (@kutsuzawa_desu) 2019年4月29日
「言葉は特に発さず、下唇を噛んでクネクネしているだけなのに 鼻息で持ち帰りOKオーラを出すことに慣れてしまった 1年女子大生の秋」 pic.twitter.com/ObgrWVHq2s
「一番バズった動画は見たこともやったこともないんです」
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