短期間でこれだけフォロワーを獲得しながら「別にインフルエンサーになりたいとは思っていない」と話す。その一方で「フォロワーは増やそうと思っていた」と語る彼女は、現在10万人を超えるフォロワーを抱え、一体何を目指しているのか。 「将来的にはマーケティングの視点を学んだ上で、マルチクリエイターとして活躍していきたいと思ってます。だからアカウント自体を商品に見立てて動画を出し、その反応を見ることで、どんな投稿や編集の仕方をすればどの層がどの程度反応してくれるのか、を調べている状況です。コンテンツとして急激に消費されること自体に慣れていなかったのでストレスを感じる部分もありましたが、今では良い活力になっています」 　大手事務所からインフルエンサーとして契約したいという誘いもあったそうだが、それも自分の目的と異なると感じ、断ったという。 「若いインフルエンサーって搾取されがちだと思うんで、自分はそうはなりたくないんです。生意気かもしれませんが、少しでも対等に扱ってもらえるような行動や言動を意識しています。今は10万人のフォロワーよりも100人でもいいから自分のやりたいことを理解してくれているファンが欲しい。その為にわざとフォロワーが減るような内容のツイートをしたりもしてるんですよ」 　今後は「影響力ではなく、能力自体を見てくれるような仕事や案件をとっていきたい」と話す彼女。インフルエンサーとクリエイター、二足の草鞋で突き進む彼女の快進撃はまだまだ続きそうだ。 【くつざわ氏】 都内の大学に通う女子大生。専攻は心理学。3日でツイッターのフォロワーを5万人増やしたツイッターアカウントは@kutsuzawa_desu 取材・文／高田彰吾