ダルビッシュ大絶賛の選手も。夏の甲子園で注目の選手たち
いよいよ、第101回夏の甲子園大会が始まった。というわけで、ここではこの夏の大会でぜひ注目してほしい投手&打者をご紹介。なお、星稜(石川)の超高校級右腕・奥川恭伸のように、今年の春の選抜で活躍した選手はあえて外している。
高校入学時から先輩である菊池雄星(シアトル・マリナーズ)、大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)と同じくらいの素材だと言われてきた右の好投手。実は昨年春夏の甲子園を経験している。その春の選抜では130キロ台中盤しか出なかった直球が、現在では最速150キロをマーク。
柔らかい腕の振りから投げ込む綺麗なフォームが特徴的で、スヒードアップした直球に加えて、縦横に2パターン鋭く曲がる120キロ前後のスライダーは切れ味満点。岩手県といえば予選の段階で“令和の怪物”佐々木朗希が大きくクローズアップされ、その陰であまり目立たなかったが、甲子園での活躍次第でドラフトの順位が上がることは確実だろう。
3年生で最速145キロを誇る3年生右腕・大栄陽斗がエースナンバー1を背負うが、注目はこの春に高校生になったばかりの1年生コンビ。伊藤樹は最速142キロ右腕で1年生とは思えない完成度が魅力だ。直球以外にも130キロ前後のスプリット、120キロ台のスライダー、100キロ台の緩いカーブと多彩。夏の県予選では4試合7回1/3を投げ、被安打2、9奪三振、無失点と好投。特に決勝戦の東北との試合では7回からリリーフし、3回を無失点に抑える活躍で15-10という乱戦に決着をつけている。
かたや笹倉世凪は左腕で最速144キロをマークした。直球を主体とする本格派だが、これに110キロ台のスライダー、120キロ前後のチェンジアップ、100キロを割るスローカーブを交ぜられると、打者からすると攻略はなかなか困難となる。夏の県大会は5試合中3試合で先発し、10回1/3で被安打9、奪三振9、1失点という文句なしの投球を見せている。この仙台育英の1年生投手コンビの活躍がチームの上位進出のカギを握る。
昨年夏の大会で一大旋風を巻き起こした金足農(秋田)とベスト8で対戦。劇的なサヨナラツーランスクイズで敗れた近江の2年生エース。その悔しさをバネに甲子園に戻ってきた。なんと滋賀県大会では26回を投げて30奪三振の無失点投球を披露。
みちのく岩手の“怪物右腕” 花巻東・西舘勇陽(3年生)
名門に現れたスーパー1年生コンビ! 仙台育英・伊藤樹・笹倉世凪(共に1年生)
あのメジャーリーガーも大絶賛の滋賀の無失点左腕!! 近江・林優樹(3年生)
身長174センチと小柄細身な身体からのテンポの良い投球が持ち味で、魔球と呼ばれるチェンジアップにスライダーなど多彩な変化球を繰り出すかと思えば、勝負どころではズバッと切れのいい直球を投げ込む。投球術を分かっている左の技巧派好で、あのダルビッシュ有(シカゴ・カブス)もツイッターで大絶賛の好投手である。林選手のはオーソドックスなチェンジアップでレベル激高、田浦選手のは特殊なタイプですね。
— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) 2019年7月10日
*名前を誤字ったので再度投稿しました
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