近年、めざましい経済発展を遂げるベトナム。経済だけでなく観光国としての人気も高く、首都ハノイを始め、南部最大の都市ホーチミン、中部のビーチリゾート・ダナンなど、多くの日本人観光客がベトナムを訪れている。そんな急激な発展を遂げるベトナムの中で「最後の楽園」と呼ばれているフーコック島。 　タイランド湾に浮かぶベトナム最大の島で、2019年現在ホテルなどの建設ラッシュが進むものの、まだ島の半分以上が手つかずの美しい島だ。そんなフーコック島に私こと元・ド底辺キャバ嬢のカワノアユミが行ってきました！ 　日本からフーコック島への直行便はまだ就航されていないので、今回はホーチミンを経由していくことに。ホーチミンからフーコック島までは1時間。島に到着してまず驚いたのは交通量の少なさだ。バイク大国のベトナム、ホーチミンでは車道に収まりきらず歩道にまでバイクが走っていたのだが、フーコック島ではほとんど見当たらない。さらに街の中心地を少し抜けると、放し飼いにされた牛がのどかに歩いてたりなんかする。 　ホテルにチェックインしたあと、まずは街のナイトマーケットに行ってみた。フーコック島の中心都市・ユーンドン市にある『フーコックナイトマーケット』は数百メートルほどの道に土産屋や服屋などが並んでいる、島最大の観光スポットだ。 　1番のウリはなんといってもシーフード！　店先の水槽から自分の好きな魚介を選び、好みの方法で調理してもらうというもの。さっそくカワノも大好きなエビと貝をオーダー！ 　エビは大ぶりで身が引き締まっていて激ウマ！　貝は……サザエよりも少し大きめの巻き貝なのだが、砂抜きがちゃんとできていないのか少しジャリジャリする……。貝を頼むときは小さめのものを頼んだほうが良さそうだ。とはいえエビ2匹と貝とビールを大瓶で頼んでも1000円程度。観光客価格とはいえタイのプーケットなどに比べるとかなり安め。大満足の夕飯となった。 　翌日はフーコック島のビーチの中でも人気だという『ロングビーチ』へ。フーコック島の二大ビーチは島の南にある『サオビーチ』と『ロングビーチ』。ロングビーチには街の中心地からタクシーで10分ほどと行きやすく、ビーチ周辺には多くのホテルが集まっている。 　静かで落ち着いた雰囲気のロングビーチ。一般開放されているのにここまで人が少ないビーチも珍しい。人が少ないせいか砂浜にゴミはほとんどなく、しかも雨季だというのに水の透明度が高い。フーコックの乾季は11月〜4月なので、乾季ならもっとキレイだろう。沖にボートやジェットスキーもほとんどなく、今まで行ったアジアのビーチの中でもダントツでのんびりできるビーチだった。