ベトナムで人気の日本人ガールズバーが営業を再開。客足は戻った?
22000人以上の日本人が暮らすベトナム。新型コロナウイルスの感染拡大状況は2月からのベトナム式都市封鎖によって封じ込めることに成功したが、7月には第二波が起こり再び都市封鎖政策がとられていた。そんな中、ベトナムで人気の日本人ガールズバーが9月1日より営業再開したという情報が入った。
「都市封鎖中は、以前の活気あるベトナムとは打って変わり街から人がいなくなりました。ガールズバーがあるレタントン通り周辺には多くの日系居酒屋があるのですが、都市封鎖中はどこも営業禁止になり、通りは真っ暗でした。最初にバーやクラブが営業禁止になり、その1週間後には美容院、飲食店など全てのサービス業が営業禁止に。普段なら道を埋め尽くすほどのバイクもいなくなり、タクシーも営業禁止になったので、そのときだけはベトナム滞在期間で1番綺麗な青空が見れたほどですね。
私は、ガールズバーと同時経営している美容サロンが営業禁止になってしまったため、完全に職を奪われてしまいました。ガールズバーのベトナム人スタッフは皆、田舎に帰ったり……と、それぞれ過ごしたようです。中には田舎の両親が心配して、そのまま退店してしまった子もいます」(志奈さん、以下同じ)
2度の都市封鎖により、3月14日~5月11日までの休業となり、その後営業再開されたが、第二波の感染拡大によって7月末から再び休業となったという。9月1日より、ようやく営業再開したというが、女性スタッフや客足は戻ってきているのだろうか。
「女性スタッフは、元々15人ほど働いていたのですが、第ニ波の影響が大きかったこともあり、今は9人に減ってしまいました。しかし、今月から再開してお客さんが徐々に戻りつつあるので、辞めたスタッフから戻りたいと連絡も来ています。日本人のお客さんは、3~4割の方は帰国したと思いますし、奥さんと子供だけ帰国させて単身赴任になった方もいます。
客入りは、以前とは変わって厳しい状況ともいえます。出張者が来ないとアテンドすることもないので、会社でも大人数の飲み会が減っているよう。以前のように領収書が落ちなくなった、という企業も増えていますね。また、出張者でもベトナムに入国するのに2週間の隔離となるのでホテル料金や航空券代で60万円ほどかかるとか。ホーチミンは外国人観光客に支えられてた部分も多かったので、以前のような活気が戻るのにはまだまだ時間がかかりそうですね」
筆者も昨年訪れた、ホーチミンの日本人姉妹がオーナー兼ママを努める「Bar男座(OZA)」。今回、オーナーの志奈さんに都市封鎖中から営業再開までの様子を聞いてみた。
都市封鎖中は完全に職を奪われた
女性スタッフの数は減ったが…
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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