更新日:2023年05月24日 15:09
デジタル

YouTubeに飽きたらオススメしたい「Googleストリートビュー仮想旅行」

 新型コロナウィルスの影響で、インターネットのトラフィックが増大している。多くの人は動画配信サービスを楽しんでいるようだが、今回は別のサービスを紹介したい。

「Googleストリートビュー」は、画像をドラッグしたり、矢印をクリックすることで、自由に視点を変えたり歩き回れる

 それは「Googleストリートビュー」だ。Googleマップから利用できる機能で、現地のパノラマ写真を表示し、水平360度垂直290度を自由に見回せるのが特徴。現地にいるような感覚で利用できる。一般的な道路だけでなく、一部の店の中や歩きでしか入れない富士山の登山道なども利用できるようになっている。  これがまた、使い方によっては時間を忘れるほど楽しめるのだ。  まず、やったことがないならチャレンジして欲しいのが、以前旅行に行った所を「Googleストリートビュー」で辿ること。当時歩いた場所をパノラマ写真で見られるのは、感動すること請け合い。一緒に行った友だちと見れば、大盛り上がりだ。ただし、その旅行に行っていない第三者にとっては苦痛以外何物でもないので注意すべきだ。  もし、1人で時間を潰すなら、昔住んでいた部屋や実家を表示し、周囲を散歩するのもオススメ。ただし、あまりに様変わりして、寂しくなってしまうこともあるので要注意だ。

「Googleストリートビュー」の仮想旅行でアメリカ横断!

 また、行ったことがなくても、仮想旅行としてストリートビューを使う人もいる。2015年2月、ルワンダのキガリに住んでいるアメリカ人のパット氏は、米国本土の最東端からペンシルバニア州の最西端までをクリックしながら旅をすることにした。通信量の制限から1日1GBまでひたすら西へ向かったのだ。クリック速度を競うのではなく、現地の歴史に触れ、風景を楽しみ、寄り道をしながら旅をするパット氏。ハイウェイを避けて一般道を行くが、突き当たりならきちんと戻ることをルールにして、3年。その様子はスクリーンキャプチャとともにブログで公開されているので、興味のある人はチェックしてみよう。自分もどこかを旅してみたくなることだろう。

1日1GBの通信容量で東海岸から西海岸へ旅行したパット氏の記録

「Googleストリートビュー」で旅をするのを一時中断し、食事や休憩をする時は、「Street View Random Walker さまよえる私」にアクセスしよう。2019年6月に秋葉原を出発した「私」はランダムに移動を続けていく。これがまた、自分では絶対に表示しないようなところを歩くので、時間を忘れて見つめてしまう。

ぼーっと見ていられる「さまよえる私」。一切の操作は不要

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まだまだ楽しめる「Googleストリートビュー」
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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる

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