更新日:2023年05月24日 16:27
カーライフ

GT-RとZを並べたら気分は西部警察。経営者さえしっかりすれば技術はあるから日産復活はある!

我ら日産大門軍団!

『西部警察』は、かつてテレビ朝日系列で放送された石原プロモーション制作のテレビドラマ。主役の大門圭介(渡哲也)率いる捜査課が“大門軍団”と呼ばれていたのは中高年ならご存じのとおり。GT-RとZを並べたら、どうしても大門軍団ごっこがしたくなって、嫌がる日産自動車広報部のみなさんを巻き込んで日産大門軍団を結成しました!
オートクラブ

NISSAN RETURNS

永福ランプ(清水草一)=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信(流し撮り職人)=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

1台だとモテない中高年カーマニア。2台並べば西部警察! 好きだぜ、日産!

 20年前の経営危機以来の苦境にある日産。短期的利益優先の経営が行き詰まりつつあったところに、ゴーン逮捕&追放&海外逃亡劇が発生し、新型コロナウイルスショックにも見舞われた。弱り目に祟り目とはこのことだ。  が、おそらく日産はまた復活するだろう。その最大の根拠は、GT-R my(モデルイヤー)2020の出来映えにある。  とにかく、すさまじくいいクルマなのだ。サスペンションはしなやかに路面を捉えて乗り心地最高。それでいて想像を絶するほど速い。スゲーーーッ!  もちろんGT-Rがそんなに売れるはずはなく、経営再建に貢献するなどありえないが、これだけの技術力のある会社が、そう簡単につぶれるはずがなかろう!  GT-Rはmy2020に至って、最安グレードでも1083万円となったが、そんなGT-Rにとって最後の、そして究極のボスキャラが、GT-R NISMO 2020年モデルである。  価格はなんと2420万円! ノーマルモデルの2倍以上! たけー! フェラーリの新車が買えるやんけ!! オートクラブ オートクラブ オートクラブ  そんなモンスターに、都心でチョイ乗りすることができました。  スゴすぎてぜんぜんわからん……。わからんけど、コイツが無敵の戦車であることは感じ取れた。性能レベルが高すぎて公道じゃどうにもならないが、とにかくスゲエ! ダンプとぶつかってもダンプを突き抜けて走るはず! うおおおお! そんな気がした。
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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