ついに決着「M-1グランプリ」決勝進出9組へ元ファイナリストが魂のエール
12月20日に決着を迎える「M-1グランプリ2020」の決勝進出者は以下のメンバーとなっている。
①アキナ(吉本興業)
②マヂカルラブリー(吉本興業)
③見取り図(吉本興業)
④錦鯉(SMA)
⑤ニューヨーク(吉本興業)
⑥おいでやすこが(吉本興業)
⑦オズワルド(吉本興業)
⑧東京ホテイソン(グレープカンパニー)
⑨ウエストランド(タイタン)
※発表順
※決勝進出は4年ぶり2回目(以下同)
ツッコミ担当秋山賢太、ボケ担当山名文和からなる吉本興業所属のコンビである。
2016年大会以来の決勝進出ではあるが、キングオブコント決勝に3度進出している過去もあり、漫才もコントも器用にこなし、なおかつ結果も残す超実力派のコンビだ。山名君の演技力の高い喜怒哀楽あふれるボケに秋山君が丁寧にツッコミ笑いを紡いでいく。
前回は初出場でトップ出番にもかかわらず安定した漫才を披露し、出場9組中7番手終了時点まで最終決戦進出の可能性を残す大健闘を見せた。どの順番でも大きく崩れることのないのも強みである。
個人的なことではあるが、秋山君も俺に負けず劣らず目が離れている。個人的に贔屓している。頑張れ!
※3年ぶり2回目
ツッコミ担当村上、ボケ担当野田クリスタルからなる吉本興業所属のコンビである。
2017年大会、審査員の上沼恵美子氏から「好みじゃない。よう決勝残ったな」というM-1史に残る「名言」を浴びせられたマヂカルラブリーが奇跡のカンバックを果たした。
上沼氏の「名言」のインパクトが強すぎて印象が薄くなりがちだが、彼らはM-1グランプリ、キングオブコントのファイナリストであり、野田君に至ってはR-1ぐらんぷり2020の決勝に進出し、トリプルファイナリストとなり優勝するという快挙を成し遂げた。
あの日から彼らは変わったかといえば変わっていない。なぜなら彼らはずっとバカバカしくて面白いのだ。問題はネタのチョイスだけ。村上君の切れ味鋭いツッコミに期待。
唯一無二のマジカルワールドへ上沼氏を誘い笑顔が溢れれば2冠目はおのずと見えてくる。勝ち取れ!
アキナ(吉本興業)
マヂカルラブリー(吉本興業)
1972年、大阪府生まれ。1992年、11期生としてNSC大阪校に入校。主な同期に「中川家」、ケンドーコバヤシ、たむらけんじ、陣内智則らがいる。NSC在学中にケンドーコバヤシと「松口VS小林」を結成。1995年に解散後、大上邦博と「ハリガネロック」を結成、「ABCお笑い新人グランプリ」など賞レースを席巻。その後も「第1回M-1グランプリ」準優勝、「第4回爆笑オンエアバトル チャンピオン大会」優勝などの実績を重ねるが、2014年にコンビを解散。著書『芸人迷子』
⇒試し読みも出来る! ユウキロック著『芸人迷子』特設サイト(http://www.fusosha.co.jp/special/geininmaigo/)
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『芸人迷子』 島田紳助、松本人志、千原ジュニア、中川家、ケンドーコバヤシ、ブラックマヨネーズ……笑いの傑物たちとの日々の中で出会った「面白さ」と「悲しさ」を綴った入魂の迷走録。 |
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