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散歩ゲー・ピクミンは『ポケモンGO』と何が違う?“競い合う”より重視したこと

歩いて花を咲かせる『ピクミン ブルーム』

ピクミン ブルーム

任天堂とナイアンティックが共同開発した『ピクミン ブルーム』公式サイト

 11月1日に位置情報ゲーム『Pikmin Bloom(ピクミン ブルーム)』の配信が日本国内で開始されました。『ポケモンGO』と同じナイアンティックが運営しているということもあり、『ピクミンGO』とも呼ばれています。  しかし、『ピクミン ブルーム』は『ポケモンGO』とは異なる戦略で新たなファン層を獲得しようとしています。今回のコラムでは、『ピクミン ブルーム』と『ポケモンGO』の3つの違いをチェックしていきましょう。

『ピクミン ブルーム』のゲーム内容は?

ピクミンブルーム

道沿いに花が咲き、グラフィックにも反映される

 まずは簡単なゲーム説明から。『ピクミン ブルーム』はピクミンを連れて街を歩き、花を咲かせていく“散歩ゲーム”。自分の分身であるMiiが背負うプランター型バックパックに苗を植えて規定の歩数分(赤ピクミンなら1000歩)歩くと引っこ抜くことができ、ピクミンが増えていきます。  歩いたルート上に苗やフルーツなどが見つかると「おつかい」が発生。あとでピクミンたちを派遣して拾ってきてもらうこともできます。このとき力持ちの紫ピクミンや空を飛べる羽ピクミンがいると便利です。  また、ピクミンは「なかよし度」を上げると、苗のあった場所にちなんだ衣装を着る「デコピクミン」に変化します。ドラッグストアなら歯ブラシを背負い、菓子店ならマカロンに頭を挟み、美術館なら絵画から顔を出す……。どれもかわいく、種類も豊富です。このデコピクミンを集めるのが、ゲーム性の主軸となっています。
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『ポケモンGO』と比べてみると?
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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