更新日:2022年01月09日 09:52
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パチンコ店廃業が1月末の旧規則機撤去で加速。全盛期の半数以下になるとも

平成初期から半減したホール軒数

パチンコ

写真はイメージ

 コロナ禍に加えて、2022年1月末と目前に迫った旧規則機撤去と、しばらく激震続きのパチンコ業界。レジャー白書の数字によると、ファン人口は約710万人にまで落ち込み、その影響からホール軒数は平成初期から比べて半分の約8000軒にまで減ってしまいました。  さらにこの先、旧規則機撤去のタイミングで少なくない数のホールが廃業・休業すると考えれば、8000軒割れは確実といえそうです。少なくとも現段階でパチンコのCR機やパチスロの5号機といった旧規則機を多く残しているホールは、1月末で閉める気満々。  年末年始営業でスタッフへの餞別を稼ごうと目論んでいる可能性が大きいだけに、近付かないほうが無難。ただ撤去される機種を最後に打ちたいというマニアな人(筆者も含まれます)は、思い出作りをしつつ散在するのも悪くはないでしょう。やっぱりパチンコ・パチスロはホールで打ってこそ楽しいし面白いんですから。

1月を過ぎれば減少ペースは落ち着く!?

 ただ、1月末というタイミングを越えれば、減少ペースは当面落ち着くのではないかと予想されています。すでに事業として継続する意思がないホールは、賃貸物件だとしたら更新のタイミングで撤退していると思いますし、自社物件のところは賃貸した場合の収入と比較してまだホールを続けたほうが良いという判断をしているはず。  余談ですが複数の店長に話を聞くと、自社物件だからこそなんとかやっていけるという声が圧倒的。そういう話を聞いているからこそ、筆者がホールを選ぶ判断基準として自社物件かどうかは大きな割合を占めていたり。やはり月に数百万円の家賃負担があるかどうかは、出玉にも直結しますから。これはビルの名前をチェックしたりすれば意外にわかりやすいです。あてにはならないかもですけど参考にしていただければ。
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後継者問題も絡む
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ライターとして25年のキャリアを持つパチンコ大好きライター。攻略誌だけでなく、業界紙や新聞、一般誌など幅広い分野で活躍する。

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