犬を飼って3日で「なんか違った」と飼育放棄…犬猫の保護活動でみた人間の“歪んだ常識”
こんにちは、元競輪選手の高木真備です。昨年の「ガールズケイリングランプリ」で優勝し、年間賞金女王の夢を叶えたことで今年の5月に選手を引退しました。現在は保護犬・保護猫活動に取り組み、さまざまな現場で目の当たりにした実態を発信しています。
今までは関東にある施設を中心に訪問していましたが、地域性や各都道府県の法律によって保護問題の課題が変わると聞き、今回は広島県にある保護施設に伺いました。
こちらの施設では、約15匹のワンちゃんと約70匹の猫ちゃんが新しく里親になってくれる人を待ちながら暮らしています。施設によって保護している犬と猫の割合は変わりますが、問題となっている「殺処分」をされてしまう割合は、猫の方が圧倒的に多いのです。そうなると必然的に、猫を多く保護している団体も増えていきます。
そして今回伺った施設は、猫ちゃんの年齢や体調ごとに、5つの部屋に分けているとのことでした。
可愛い猫ちゃんたちがのんびりと暮らしている姿を見て、ただただ癒されました……。しかし忘れてはいけないのは「ここにいる猫ちゃんの数だけ飼い主さんがいた」ということ。
見方によっては「施設に保護してもらえてよかったね」と思う人もいるでしょう。ただ、人間から愛情を注がれた生活を経験した後に、それを放棄されてしまった子たちが集まっていると考えると「保護された=幸せ」とは言い切れません。
では、実際にどういった人が保護をお願いしに来るのでしょうか。今回施設を案内していただいた、NPO法人 みなしご救援隊「犬猫譲渡センター」理事長の佐々木博文さんにお話を伺いました。
「犬猫についてよく調べずに衝動買いしてしまい、結果的に飼う環境が整っていなかった人から保護を依頼されることが多いです。『引っ越すことになった』とか『毎日のお世話は無理だった』とか……。特に酷かったのが、飼い始めて3日で『なんか思ってたのと違った』という人もいました。お金やスペース、自分の健康状態や年齢といった『マンパワー』が足りず、無責任に手放すことになってしまう人が後を絶ちません。ペットを飼い始めるときは『必ず最期まで面倒をみる』ということを考えなければいけないのです」
広島で見た保護犬・保護猫問題
どういった人が飼育放棄するのか
元女子競輪選手。2021年の「ガールズケイリングランプリ」で優勝し、年間賞金女王の称号を手にする。2022年5月に競輪選手を引退。その後は保護犬・保護猫活動に取り組み、自身がメインとなるトークイベントやnoteなどのSNSで活動の発信を行なっている。Twitter:@g_mkb
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