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潜入系YouTuber・エドを襲った悪夢「闇紳士たちに2年間つけ狙われて」

2年間、半引退状態にあった潜入系YouTuber

エド

エド

 半引退状態にあったYouTuber・エドが表舞台にカムバックした。11月3日には格闘技イベント「Breaking Down 6」に電撃参戦。同日、エイベックスから『OUTCAST feat.エガサリ』で華々しく歌手デビューも果たしている。エドは「ガチンコ潜入系YouTuber」として知られる27歳。他に類を見ない投稿内容の過激さとイケイケな態度でファンからカリスマ視されているのだ。  登録者数が100万人を超えるなど人気絶頂にあった彼が、投稿をほとんどしなくなったのは2年以上前のこと。違法風俗店の潜入取材を試みたところ、相手側が盗撮カメラの存在を発見。運営する半グレ組織に徹底的に追い詰められ、まともな社会生活を送れなかったのだという。その一部始終について重い口を開いてくれた。

ぼったくり風俗の手口を実地検証したところ……

「きっかけはタレコミです。タチの悪いぼったくり風俗店があるという報告が2人からあったんですよ。相手の手口は単純で、まず女の子が客に本番行為を持ちかける。もちろん店で本番は禁止されているけど、客としては『本当にいいの?』とうれしくなるじゃないですか。ところがプレイを始めたら『うちの子に本番強要したな!』と怖い人たちが現れ、お金をせびられるわけです。一種の美人局みたいな感じですかね」  電話で予約を入れたエドは、ラブホテルの部屋にカメラやICレコーダーを複数セット。カーテンの裏にも小型カメラを設置しようとしたが、うまく立てることができなかったため、バスタオルを支えにすることにした。ところが、これが命取りとなる。相手と一緒にシャワーを浴びたところ、「おかしいな。タオルが1枚しかない」と異変に気づかれたのだ。そこからカメラも見つかり、激しく追及を受けることになる。 「ポイントとして、この時点で向こうは噂されていた違法行為にまだ至っていないんですね。本番行為を持ちかけていないわけですから。そうなると僕は立場的に単なる盗撮犯。女の子はすぐ本部に電話して、ヤバそうな男2人が駆けつけてきました。1人はオラついた若い兄ちゃんだったけど、もう1人は落ち着いた調子で静かに詰めてくる感じ。でも本当にヤバいのはそこからで、相手側の登場人物が増えていく中で1人が気づいたんですよ。『あれ? こいつ、YouTuberのエドじゃねぇの?』って。こうなると単なる性癖の問題じゃなくなってきますよね。自分たちの悪事がバラされそうになっているんだから」
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出版社勤務を経て、フリーのライター/編集者に。エンタメ誌、週刊誌、女性誌、各種Web媒体などで執筆をおこなう。芸能を中心に、貧困や社会問題などの取材も得意としている。著書に『韓流エンタメ日本侵攻戦略』(扶桑社新書)、『アイドルに捧げた青春 アップアップガールズ(仮)の真実』(竹書房)。

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