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チャイナマネーの流入、半減期アノマリーでバブル相場がやってくる?今から始めるビットコイン投資

世界的な利上げの進展で振り回されているのは為替や株価のみにあらず。仮想通貨も再び活気づいている。’24年に半減期というビッグイベントを控えたビットコインの買い場を探った。

密かに動意づいているビットコイン

ビットコイン すっかり話題に上がらなくなったビットコインが密かに動意づいている。1月以降、右肩上がりを続け、2月には半年ぶりに2万5000ドルに到達。いまだ’21年バブル時の高値約7万ドルにはほど遠いが、3万ドルも視野に入ってきた。著名ビットコイン投資家の田中daisuke氏が話す。 「ビットコインはリスクマネーの流入によって値上がりするため、米国の金利動向に左右されやすい。金利が上がるとリスクマネーが減少してビットコインは値下がりする傾向にありますが、年始から米国の利上げ打ち止め感が出てきたため上がってきた形」
田中daisuke氏

田中daisuke氏

「来年の半減期に対する期待もある」

アノマリー

【半減期の翌年に新高値を形成するアノマリー】ビットコイン価格は2回目の半減期後の’17年に前回高値の約18倍に値上がり。3回目半減期後の’21年には同3.4倍に。4回目のあとも3倍になるなら20万ドルもありえるが、半減期を重ねるたびに上昇率が下がる可能性も

 背景には「来年の半減期に対する期待もある」(pafin代表のアミン・アズムデ氏)という。ビットコインは4年ごとに新規発行枚数が半分に縮小される仕組み。希少価値が高まるため、半減期と前後して値上がりする傾向にあり、’24年には4回目の半減期を迎えるのだ。仮想通貨取引所関係者のA氏が話す。 「1回目の翌年の’13年に1150ドルの高値をつけ、2回目翌年の’17年には“出川組”(日本の新規投資家)の流入で2万ドルまで上昇。 3回目翌年の’21年にもバブルが起きたように、ビットコインには半減期翌年にオールタイムハイ(新高値)をつける“アノマリー”があります。それも、前回高値の3倍以上に値上がりしている。そう考えると’25年にかけて20万ドルに到達してもおかしくはない」
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値上がりの原動力となりそうなのはチャイナマネー
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