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イーロン・マスク「スペース・X」の株は“未上場”でも買う方法がある。“2年で20倍“テスラ株の再現も夢じゃない

 GAFAMを擁する米国の未上場・高成長ベンチャーに投資して、莫大なリターンを狙う――。リスキーだが夢のある米国ユニコーン投資法を米国株研究家らが初公開!

米国ユニコーン企業投資で稼ぐ

『マネー(得)捜本部』Forge

Forge(米国ブローカー)。米国のフィンテック企業で証券ブローカー業務を行うフォージ・グローバルは、個人投資家が直接、米国スタートアップ企業の株を購入できるサービスを提供中。日本人も利用可能。ただし、最低投資額は10万ドルから

「あのイーロン・マスクがつくった宇宙開発ベンチャーの株を上場前に買ってみないか?」  突然、そう言われたら大半の人は未公開株詐欺を疑うだろう。何しろ、その宇宙開発ベンチャー・スペースXは、すでに1370億ドル(約19兆円)の企業価値を有する世界トップのユニコーン企業(評価額1000億円以上の未上場企業)。  マスク氏率いるテスラの株が直近2年で20倍に値上がりしたことを考えれば、スペースX上場時のリターンは無限大!?と皮算用したくなるもの。だが実際、同社に投資する方法はある。米国株研究家のPAN氏が話す。 「Forgeなど一部の米系証券ブローカーを利用すれば、日本の個人投資家も米国スタートアップ企業の株が買えるんです。10万ドルからの投資と、ハードルは高めですが」

「米国未上場株」流通の仕組みとは?

『マネー(得)捜本部』未上場株流通の仕組み

米系ベンチャーでは社員にストックオプションを付与するのが一般的。その一部がブローカーを通じて流通

 PAN氏は実際に米国未上場株への投資で、大きなリターンを得た経験を持つ。 「米国の未上場ハイテク企業で働いてストックオプション(新株予約権)をもらい、上場後に年収以上の利益を手にした経験が2回あるんです。それで、勤めないでも未上場株を手に入れる方法がないか調べてたどり着いたのがForge。同社を通じて’20年にチャージポイントHD(CHPT)というEV向け充電設備メーカーの株を購入したところ、’21年にSPAC上場を果たして、1年ほどで約2.5倍のリターンを得ました」  SPACは、米国ではポピュラーな買収を目的にした“ハコ会社”だ。まずハコを上場させて市場から資金調達を行った後、未上場企業を買収するため、SPAC上場は「裏口上場」と言われることも。  それにしても本来、社員しか入手できないような未上場株が、なぜ流通するのか? 「上場を目指すベンチャーではストックオプションを付与することで安いお給料をカバーするのが一般的。上場後に低い価格で株を購入できる権利を行使して、社員はようやく大きなリターンを手にできるのです。でも当然のことながら、上場できない可能性もある。だから、一部の人たちはアーリーエクササイズ(早期行使)により、会社の株を入手し、証券ブローカーを通じて換金する。それが、個人投資家にも流れてくる」
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日本初!米国非上場企業の投資プラットフォームが存在
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