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「30歳までに2億円貯金して人生あがりたい」逮捕されても立ちんぼを辞めない女性たちの事情。月300万円を手に入れる20歳も

 売春の一大スポットとして知られる大久保公園に異変が起きている。昨年秋から警察が取り締まりを強化し、それに伴うように立ちんぼが激減。ピーク時(’23年9月)は50人弱の女性が並び、その倍ほどの買春客や見物人が群がっていた。かつてこの地で春を売っていた街娼たちはどこへ消えたのか——。
立ちんぼ

’23年9月の大久保公園の様子

風俗店やSNSに主戦場を移行「やめた人は1割以下だね」

 2月のある日曜日、21時すぎ。大久保公園は、それまでの賑わいが噓だったかのように一掃されていた。警視庁の発表によれば、昨年は前年比3倍近い女性140人を売春防止法違反で逮捕したという。 「昨年11月には建物側に、立ち入りできないようバリケードが設置されて、現実に引き戻される思いでした。当然のように女性を買っていてマヒしてましたが、本来いけないことなんだと」  そう語るのは、界隈の事情に精通する交縁ハンター氏。立ちんぼの女性たちはいったいどこへ消えたのか。
立ちんぼ

交縁ハンター氏

「立ちんぼをやめたコは、約5割は風俗店に籍を置き、2~3割はSNSや出会い喫茶に主戦場を移し、2~3割は定期の人(リピーター)だけに限定。おそらく売春自体をやめたコは1割もいないんじゃないかと思います」

春になれば戻ってくる?

 ただ、女性がいなくなったことで、買春男も次第に寄りつかなくなっていった。 「買春者は新しいコと遊びたがるのでワクワク感を求め、SNSでのパパ活や風俗に移行。立ちんぼとの値段交渉で習得したコミュ力と図太さで、ガールズバーの若いコを口説き落とそうとしている話も聞きました」  平静を取り戻したように見える大久保公園前だが、交縁ハンター氏の見立てはこうだ。 「毎年冬は寒さで女のコが少なく、買春側も女のコが厚着してて体形が見えづらいので足が遠のくんです。春になれば多少戻ってくるかもしれませんが、今の様子を見ていると例年並みとはいかないかもしれません」  大久保公園が“立ちんぼスポット”という呼び名を捨てられる日は来るのだろうか。
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逮捕されても今なお立ち続ける理由
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