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「30歳までに2億円貯金して人生あがりたい」逮捕されても立ちんぼを辞めない女性たちの事情。月300万円を手に入れる20歳も

逮捕されても今なお立ち続ける理由

立ちんぼ

大久保病院の裏手側に、2月に入ってから女性の姿がぽつぽつと復活。元祖立ちんぼスポットであり現状の取り締まりは緩いらしい

 取り締まり強化を受け、姿を消した立ちんぼたちだが、どうやら最近は大久保公園の周辺に移動して分散しているようだ。前出の交縁ハンター氏が解説する。 「現在は大久保公園の裏手側に、ピーク時で10~15人の立ちんぼがいます。さらに周辺のホテル街やコンビニ、呼び込みのコンカフェ嬢が密集する花道通りで、警察の目をかいくぐるように客待ちする立ちんぼも増加。買春の常連は“調査”と呼んで、周辺の立ちんぼを探しています」  一方で、こんな弊害も。 「立ちんぼに間違われやすくなった。今日も新宿駅からの途中で3人に交渉を持ちかけられて怖かった」(16歳女子)

「ホテルに入ろうとしたら私服(警察)だった」

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カナさん(仮名)・17歳

 取材班は、逮捕のリスクを顧みず、現在も歌舞伎町で売春する立ちんぼに接触。17歳のカナさん(仮名)は昨年8月から立つようになった。 「家出をきっかけに公園に来て、初日で4人とヤって6万円も稼げたから面白くなって。未成年だからアプリも風俗もできないし、手っ取り早く生活費を稼げるから」  ネカフェやホテルを転々として生活をするが、カナさんは11月に逮捕されてしまった。 「ネックレスをかけたチャラい男に声かけられて、そのままホテルに入ろうとしたら私服(警察)だった。ホテル前で手錠されて、亀有署まで連れてかれて、夕方から深夜まで取り調べ。もうダルいし眠いしでイライラした」  取り調べでは、家族構成や立ちんぼを始めた経緯、家出の理由、裏で手を引く共謀者がいないかなどを詰問された。そのあとは少年鑑別所に10日間入り、家庭裁判所での調停にまで発展する。
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「家に戻る予定ですか?あるわけないじゃん」
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